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ドイツゲーム賞に『SETI』、CGEがキッズ賞も独占

フリードヘルム・メルツ社は10月22日、エッセン・シュピール前日の記者会見にて、ドイツゲーム賞(Deutscher Spielepreis)の1~3位を発表した。1位には『SETI:地球外知的生命体探査』が選ばれた。

ドイツゲーム賞はドイツ語圏のボードゲーム愛好者の一般投票によって決められる賞で、ボードゲームジャーナリストが選ぶドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)とは別。ドイツ年間ゲーム大賞よりもゲーマー寄りの作品が評価されることが多く、昨年は『フォレストシャッフル』、一昨年は『プラネット・アンノウン』が選ばれている。

今年の1位となった『SETI:地球外知的生命体探査』はチェコゲームズ出版(CGE、チェコ)が昨秋発売したゲーマーズゲームで、宇宙開発機構の責任者となって探査機を打ち上げ、惑星を探索し、地球外生命体を発見するという任務を遂行する。国際ゲーマーズ賞、ゴールデンギーク賞、オランダゲーム賞エキスパート部門など、今年の主なゲーマーズゲーム賞を独占した。日本語版はホビージャパンから。

プレゼンテーターはシュピール’25のイメージキャラクター、ミハイレ・シュトリッター氏(作家・ユーチューバー)が務めた。日本人初のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『ボムバスターズ』は3位。

同じくキッズゲームを対象にしたドイツゲーム賞:ベストキッズゲーム(Bestes Kinderspiel)には、先月発表されていた3作品の中から『小さなアルケミスト』が選ばれた。こちらもCGEによる『アルケミスト』のキッズ版で、アプリを使ってプレイする。

【ドイツゲーム賞最終結果】(リンクは日本語版リリース記事)
1位:SETI:地球外知的生命体探査(SETI: Auf der Suche nach außerirdischen Leben / T.ホレック / CGE+ハイデルベア)
2位:エンデバー:ディープ・シー(Endeavor: Die Tiefsee / C.デヴィザー&J.グレイ / フロステッドゲームズ+ボードゲームサーカス)
3位:ボムバスターズ(Bomb Busters / 林尚志 / ペガズスシュピーレ)

ベストキッズゲーム
小さなアルケミスト(Die kleinen Alchemisten / M.コトリー / CGE+ハイデルベア)

ドイツゲーム賞を受賞した皆さん
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好きなものの順位を当てる『あいまいフェイバリットランキング』11月28日発売

アークライトは11月28日、『あいまいフェイバリットランキング』を発売する。ゲームデザイン:ニルギリ、グラフィック:株式会社iDクリエイティブ、2~5人用、6歳以上、30~60分、2750円(税込)。

するめデイズからゲームマーケット2015秋に発表された『曖昧フェイバリットシングス』をリメイク。親の好きなモノをめぐってランキングを作り、順位を当てる。

親と今回のテーマ(「人生でハマったもの」など)を決め、親はテーマに沿って好きなものを5つ書き込んで説明する。他プレイヤーはその5つに順位をつけるランキング(「職業にしたい」など)を発表。親はその中から1つずつランキングを選んで発表し、他プレイヤーは自分の前のカードが何位になるかを予想する。当たれば得点、遠ければ失点となり、3問の合計で最も得点の高いプレイヤーが勝者となる。

出題者は同じであるためゲームが進むにつれて親の「好き」が深く理解できるようになり、会話も自然と弾む。印象に残るセッションとなるだろう。

内容物:◆問題カード 4枚、あいまいカード 5枚、★テーマカード 10枚、★予想カード 20枚、カケラ(1点) 16個、カタマリ(5点) 8個、順位ディスク 5個、中央ボード 1枚、発表チップ 5枚、×2チップ 1枚、決定ボード 1枚、底シート 1枚、ペン 5本、ルール説明書 1枚(カードサイズ ★57×87mm、◆88×63mm)