アドベンチャーブック型ゲーム『ヌイグルミ騎士団と少女の夢』日本語版、1月23日発売
アークライトゲームズは1月23日、『ヌイグルミ騎士団と少女の夢(Stuffed Fables)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.ホーソーン、イラスト・K.ポーリン&トレギス、2~4人用、7歳以上、60~90分、8500円(税別)。
オリジナルはプラッドハットゲームズ(アメリカ)から2018年に発売された。デザイナーは『マイス&ミスティクス』のホーソーン。11ヶ国語版が製作られ、昨年のゴールデンギーク賞でテーマ・ファミリー・協力の3部門に、さらに今年のチェコ年間ゲーム大賞にノミネートされている。少女の夢の中で、ヌイグルミたちが悪魔から少女を守る協力ゲーム。
ゲームはストーリーブックをめくりながら進行する。ストーリーブックの各見開きページでは、左側がゲームマップ、右側がそのマップにおける物語とルールになっており、そこで指示されるアクションによって、移動したり、攻撃を行ったり、はたまた絶壁を飛び越えたりしていく。
プレイ中のプレイヤーの選択や、行動の結果によりゲームは分岐し、ストーリーブックのめくる先が変わっていく。右に進むか左に進むか、列車に飛び乗れるか否かといった分岐で、各物語に対応したマップと特殊ルールで未知の冒険が紡がれる。
手番には袋からダイスを5つ引き、その色や組み合わせによって移動・回復・攻撃・探索・アイテム使用・特殊アクションなどのアクションができる。使わずに取っておいたり、ほかのプレイヤーとシェアしたりすることも可能。黒いダイスを引くと敵の攻撃を受ける。
日本でも一世を風靡したアドベンチャーブックを取り入れたボードゲーム。可愛らしいフィギュアのヌイグルミはそれぞれ能力も異なり、悪魔の王が支配する異世界でチームワークが試される。
内容物:ルール説明書 1冊、ストーリーブック 1冊、サイドボード 1枚、ヌイグルミ(コマ) 6体、悪いやつ(コマ) 17体、ダイス 35個、ダイス袋 1袋、きれいなボタン 15個、しおりマーカー 1個、カード類:189枚、トークン類:59個(※カードサイズ:171.5×115mm、41.5×63.5mm、63.5×89mm)
トゥキ(Tuki)
縦型ウボンゴ
『ウボンゴ』のデザイナーによる積み木パズルゲーム。補助ブロック(白)を使って、イラスト通りに色のついたブロックを積み上げる。
お題カードをめくり、ダイスを振ってカードの方向と、土台の有無を決めたら一斉にスタート。土台がある場合は補助ブロックの上に、ない場合はテーブル上に直接、お題通りに積み木を積み上げる。最後にできあがるか、お題カード通りでなかったプレイヤーがカードを受け取り、一定数取ったらゲーム終了。カードの一番少ない人が勝つ。説明は非常に簡単で、何をするゲームなのかすぐに分かるのがよい。
『ウボンゴ』のパズル要素に代わってバランス要素がある。補助ブロックをどのように置けば安定できるか、重力のかかり方に関する見立てと、素早く組み立てる指先の器用さ、そして焦らないでできる冷静さが問われる。完成するまでの時間は『ウボンゴ』よりも短く、その分だけ得意不得意の差も出やすい(負けがこむと焦ってもっとできなくなる)。
得意不得意の差は、習熟度でカバーできそうだ。実際、1ゲームが終わると、もっとうまくなりたいという思いが強くなる。素早くできあがったときの達成感は、『ウボンゴ』に勝るとも劣らない。
トゥキ(Tuki)
ゲームデザイン・G.レヒトマン、イラスト・C.クイリアムズ
ネクストムーブゲームズ(2019年)
2~4人用、8歳以上、30~45分