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ゴールデンギーク賞2023に『ヘゲモニー』『アース』『サンダーロード』

世界最大のボードゲームサイト「ボードゲームギーク(Boardgamegeek)」は15日、ユーザー投票によるベストゲーム「ゴールデンギーク賞(Golden Geek Awards)」を発表した。大賞にはヘビー級で『ヘゲモニー』、ミドル級で『アース』、ライト級で『サンダーロード:ヴェンデッタ』が選ばれた。

ゴールデンギーク賞は2006年から始まり今年で18回目。英語圏を中心とするボードゲームギークのユーザー層を反映して、大賞はゲーマーズゲームが選ばれる傾向にあったが、一昨年から大賞をライト・ミドル・ヘビーに3分割した。昨年の受賞作はそれぞれ『カーネギー』『ヒート』『キャットインザボックス』。

ヘビー級の『ヘゲモニー』は架空の国家で労働者・中産階級・資本家・政府となって利益を追求する非対称ゲーム。イノベーティブ部門・テーマチック部門でも選ばれており、昨年の日本版The One Hundredでも上位に入っているが日本語版は未発売(Engamesから発売予定)。ミドル級の『アース』はカードを並べて動植物の生態系を作るゲームで、日本語版はリゴレから。ライト級の『サンダーロード:ヴェンデッタ』は1986年に発売された破茶滅茶レースゲームのリメイク作品。

その他の部門賞は以下の通り。2人ゲーム・協力ゲーム部門賞の『スカイチーム』はすごろくやから、パーティーゲーム部門の『ザッツノットアハット』はブリオジャパンから日本語版が発売予定となっている。

【ゴールデンギーク賞2023】
2人ゲーム:スカイチーム(Sky Team)
次点:スターウォーズ:デッキビルドゲーム(Star Wars: The Deckbuilding Game)、アンドーテッド・バトル・オブ・ブリテン(Undaunted: Battle of Britain)

アートワーク&プレゼンテーション:ブルゴーニュの城特別版(The Castles of Burgundy: Special Edition)
次点:アース(Earth)、ヴォイドフォール(Voidfall)

協力ゲーム:スカイチーム(Sky Team)
次点:アースボーン・レンジャーズ(Earthborne Rangers)、スリーピング・ゴッズ:遠くの空(Sleeping Gods: Distant Skies)

拡張:アーク・ノヴァ:マリンワールド(Ark Nova: Marine Worlds)
次点:アルナックの失われし遺跡:消えた調査隊(Lost Ruins of Arnak: The Missing Expedition)、カスカディア:ランドマーク(Cascadia: Landmarks)

イノベーティブ:ヘゲモニー(Hegemony: Lead Your Class to Victory)
次点:スカイチーム(Sky Team)、アースボーン・レンジャーズ(Earthborne Rangers)

ライト級大賞:サンダーロード:ヴェンデッタ(Thunder Road: Vendetta)
次点:クナール(Knarr)、ロングショット:ファラウェイ(Faraway)

ミドル級大賞:アース(Earth)
ノミネート:ブルゴーニュの城特別版(The Castles of Burgundy: Special Edition)、ホワイトキャッスル/白鷺城(The White Castle)

ヘビー級大賞:ヘゲモニー(Hegemony: Lead Your Class to Victory)
次点:デューン砂の惑星:反乱(Dune: Imperium – Uprising)、ダーウィンズ・ジャーニー(Darwin’s Journey)

パーティゲーム:ザッツノットアハット(That’s Not a Hat)
次点:ディクシット:ディズニーエディション(Dixit: Disney Edition)、猫島(Nekojima)

プリント&プレイ:ウェイポイント(Waypoints)
次点:フリップタウン(Fliptown)、ナチュロポリス(Naturopolis)

ソロゲーム:レガシー・オブ・ユー(Legacy of Yu)
次点:アースボーン・レンジャーズ(Earthborne Rangers)、アース(Earth)

テーマチックゲーム:ヘゲモニー(Hegemony: Lead Your Class to Victory)
次点:スカイチーム(Sky Team)、デューン砂の惑星:勃興(Dune: Imperium – Uprising)

ウォーゲーム:アンドーテッド・バトル・オブ・ブリテン(Undaunted: Battle of Britain)
アプリ:アンマッチド(Unmatched: Digital Edition)

18th Annual Golden Geek Winners for 2023! link

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湿原で多様な生態系を構築『ムーアランド』日本語版、6月上旬発売

Moorlandjホビージャパンは6月上旬、『ムーアランド』日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.ボーゲン、イラスト:A.ヘラー、2~4人用、10歳以上、45〜60分、5500円(税込)。

『キャメルアップ』のボーゲンがデザインし、ディーププリントゲームズ(ドイツ)から昨秋発売された自然環境テーマのボードゲーム。湿原に水路を通して豊かな植生と動物からなる生態系を構築する。

手番には湿原カードを場から1枚ドラフトして確保し、今回のラウンドで指定された植物マーカーを1種類ボード上に配置する。カードの条件に合う植物マーカーの組み合わせができたらプレイヤーボードに湿原カードを配置できる。

湿原カードを置くと、そこにあった植物マーカーは得点になるものを除いて水路沿いに他のマスへと流れていき、そこに次の湿原カードを置けるようになる。12ラウンドで湿原が完成し、定着した植物マーカー、動物の種類、動物のペア、アメンボの数、つながった水路の長さ、各マスで最初にカードを置いたときにもらえる水マーカーの得点の合計で勝利点を競う。

水路の接続と植物マーカーの連鎖により、戦略的なパズルが楽しめる。

内容物:湿原プラン 16枚、カード 78枚、保管ボード 4枚、木製マーカー 100個、木製のキノコ・マーカー 1個、得点シート 1冊、ルールブック 1冊


(写真はドイツ語版)