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日時計のダイスドラフト『テケン:太陽のオベリスク』日本語版、8月上旬発売

テンデイズゲームズは8月上旬、総合戦略ボードゲーム『テケン:太陽のオベリスク(Tekhenu: Obelisk of the Sun)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・D.タッシーニ&D.トゥルチ、1~4人用、14歳以上、60~120分、7000円(税別)。
『テオティワカン:シティオブゴッズ』のデザイナーコンビによるエジプトテーマの戦略ボードゲーム。オリジナルはボード&ダイス社(ポーランド)によるもので、今夏世界同時発売となる最新作だ。神を称え、都市を発展させて勝利点を競う。
メインシステムはダイスドラフトで、手番ごとにボード上に置かれたダイスを取り、ダイスの置かれていた場所に対応するアクションを実行する。
アクションはラーやオシリスなどエジプトの神々に割り当てられており、「彫像を建てる」、「工房を建設する」、「都市を発展させ人口を増やす」、「円柱を建てる」、「住人の幸福度を上げる」など多岐にわたり、得点、パラメータ、生産力、便乗、タイル配置パズル、特殊カード、マジョリティ争いといった要素が綿密に絡み合っている。
ゲームボード中央にある「オベリスク」がこのゲームの大きな特徴。ダイスが置かれているオベリスク周囲のマスは日時計を表しており、日向、薄暗がり、日陰が移り変わることで「純粋なダイス」と「汚れているダイス」ができる。このバランスも考えてダイスを選ばなければならない。
1人用ルールや早見表も含めルールブックは32ページ。今夏一番のゲーマーズゲームの登場だ。
テンデイズゲームズ:テケン:太陽のオベリスク
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KdJ受賞の協力トリテ『ザ・クルー』日本語版、9月25日発売

diecrewJ.jpgジーピーは9月25日、『ザ・クルー 第9惑星の探索(Die Crew: Reist gemeinsam zum 9. Planeten)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・T.ジング、イラスト・M.アームブルスター、2~5人用、10歳以上、20分、2000円(税別)。
オリジナルはコスモス社(ドイツ)から昨年秋に発売された。エッセン・シュピール’19の会場内人気投票スカウトアクションで1位となり、先週発表されたドイツ年間エキスパートゲーム大賞(KdJ=Kennerspiel des Jahres)にも選ばれた。カードゲームの一大ジャンル「トリックテイキングゲーム」を協力ゲームに仕立てた作品。国内ではジーピー社が日本語訳つき輸入版を取り扱っていたが、この度日本語版に切り替わる。
配られた手札から1枚ずつ順番にプレイして、一番強いカードを出した人がみんなの分を取るが、「指定された条件を特定の人物が満たす」などの毎回ミッションが与えられており、ミッションを達成しなければならない。舞台は宇宙空間という設定で、ゲーム中の会話は一切禁止され、お互いの手札を教え合うことも、相手に出してほしいカードを伝えることもできない。
毎ゲーム各プレイヤーに1回だけ与えられた通信を利用して、自分の手札内容をピンポイントで伝え、それをヒントにミッションを達成しよう。ミッションは全部で50もあり、地球上でのトレーニングを経て月、そして第9惑星を目指すという設定。難易度はどんどん上がっていくが、その分クリアしたときの喜びも格別になるだろう。
ドイツ年間ゲーム大賞審査員が「トリックゲームの特別な魅力をここまで引き出すことができたゲームはほとんどなかった」と評した作品。トリックテイキングに馴染みのある方もない方も、まだ見ぬ宇宙の旅に出てみてはいかが。
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