広い街から場面を探し出せ『ミクロマクロ:クライムシティ』日本語版、12月下旬発売
ホビージャパンは12月下旬、『ミクロマクロ:クライムシティ(MicroMacro: Crime City)』日本語版を発売する。ゲームデザイン&イラスト・J.ズィッヒ、他イラスト・D.ゴル&T.ヨヒンケ、1~4人用、8歳以上、15~45分、3600円(税別)。
シュピールヴィーゼ出版(ドイツ)から今秋発売され(販売はペガサスシュピーレ)、シュピール・デジタルのスカウトアクションで1位を獲得した作品。大判のマップの中から、『ウォーリーをさがせ』の要領で犯行現場、被害者、犯人、動機などを探し出して事件を解決する協力ゲームだ。
16の事件が入っており、それぞれの事件は、5枚から11枚の事件カードで構成されている。事件ごとにカードに課題が指示されており、大判のマップ上に描かれている場面を見つけることで解決となる。課題を順番に解決することで捜査は進み、最後のカードの課題の解答を見つけられれば解決となる。
指定されたものを見つけるたびにストーリーが進行し、犯人の動機や証拠が明らかになっていく。人物や建物などがびっしりと描かれた町のマップから特定の場面を発見して事件を解決する、今までにないタイプの協力ゲームだ。
公式ウェブサイト でサンプルをプレイできる。
内容物:大判(75×110cm)の町のマップ 1枚、ルールブック 1部、 封筒 16枚、拡大鏡 1個、事件カード 120枚 他
(写真は英語版)
リソースマネージメントで村を発展『ハラータウ』日本語版、12月下旬発売
ホビージャパンは12月下旬、『ハラータウ(Hallertau)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・L.ジーグモン、1~4人用、12歳以上50~140分、9800円(税別)。
ローゼンベルクがデザインし、ルックアウトシュピーレ(ドイツ)が今秋発売した新作。同社のローゼンベルク作品は『ヌースフィヨルド』以来3年ぶりとなる。ドイツ最大のホップ生産地であるハラータウ地方を舞台に、農作物の栽培と羊の飼育で村を発展させるワーカープレイスメントゲーム。
労働者を20あるアクションスペースに配置してアクションを実行することでゲームは進行する。すでに使われたアクションスペースも使えるが、そのためには労働者を多く置かなければならない。『炭鉱讃歌』に見られたソフトブロッキングを採用している。
アクションでは畑を入手し、ホップ・大麦・亜麻・ライ麦を植え、羊を育てて羊毛・ミルク・肉・毛皮を手に入れ、これらのセットコレクションで5つの作業所を発展させる。作業所が全てスライドすると村の公民館もあわせてスライドし、ワーカーが増えたり勝利点が入ったりする仕組みだ。
作業所の前には漂石が立ちはだかっており、工具を使ってずらさなければならない。また羊には寿命があり、延命しないと途中で死んでしまう。畑はニ圃式農業をモチーフにしており、栽培すると収穫量が落ち、休ませると回復する。
最大の特徴は、さまざまな効果を持つ300枚超のカードから毎ゲーム135枚が使われ、手番中であってもなくてもいつでもプレイできるというところだ。リソースを別のリソースや勝利点に変換したり、ある状況を満たしていればボーナスがもらえたりする。手札のカードを見てコンボを考え、クリエイティブなプレイができる。
ゲームは6ラウンドにわたってプレイされ、最も村を発展させたプレイヤーが勝者となる。さまざまな得点手段があり、カードデッキの組み合わせによって展開も大きく変わる作品。ローゼンベルグの「今」が楽しめる。
内容物:アクションボード 1枚、畑タイル 28枚、工具チップ 40枚、スタートプレイヤーマーカー 1枚、得点計算用紙 1冊、カード 336枚、労働者キューブ 80個、羊コマ 30個、木製の品物マーカー 144個、公民館ボード 4枚、公民館タイル 4枚、作業場タイル 20枚、漂石チップ 40枚、厩舎ボード 4枚、畑ボード 4枚、宝石箱タイル 4枚、宝飾品マーカー 4枚、概要タイル 4枚、付録付きルールブック 24ページ1冊
(写真は英語版)