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ランドルフの2人対戦ゲーム『ツィクスト』日本語版、11月20日発売

twixtJ.jpgジーピーは11月20日、2人用アブストラクトゲーム『ツィクスト(Twixt)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・A.ランドルフ、2人用(2人1組で4人も可)、8歳以上、30分、4300円(税別)。
故アレックス・ランドルフ(1922-2004)の代表的作品で、初版は1962年に3M社(アメリカ)から発売された。2018年にアメリカで権利問題をクリアせずに再版され物議を醸したが(TGiW:『ツイクスト』の権利をめぐって )、今回はランドルフの遺族から正式にライセンスを得て、日本だけでなく国際展開を行う。
ボードにペグ(柱状のコマ)を差し込み、ペグからペグにブリッジをかけて、端から端まで相手より先につなげることを目指すコネクションゲーム。交互にペグを1個ずつボード上に差し込み、桂馬(ナイト)の距離になると、ブリッジをかけられる。こうして白プレイヤーは白い線から白い線へ、黒プレイヤーは黒い線から黒い線にブリッジをつないでラインを作れば勝利する。
きわめてシンプルなルールで、運の要素はなく、相手のラインを封じつつ、自分のラインを通す先読みの力が問われる。初心者は5分くらいであっさり勝敗がついてしまうことが多いが、やりこむほどに定石や効果的な手が見えてきて、研究書が出されるぐらい奥が深い。
コマの色はこれまで赤と黒か、赤と黄だったが、今回は囲碁をイメージした白と黒で、ゲームボードの色はブルー。ルールはこれまでの版を全て参照し、日本ツイクスト協会も加わって吟味された。ランドルフがかつて滞在した日本から、世界に発信される渾身の作品だ。
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シリーズ第3弾『パンデミック:レガシー シーズン0』日本語版、10月下旬発売

pandemiclegacys0J.jpgホビージャパンは10月下旬、『パンデミック:レガシー シーズン0』日本語版を発売する。ゲームデザイン・M.リーコック&R.ダヴィオー、イラスト・D.ガーラフ&M.ヘランド&A.カナーニ&S.シモタ、2~4人用、14歳以上、45~60分×12回、9000円(税別)。
一世を風靡したシーズン1(2015年)、その続編のシーズン2(2017年)から3年。コロナ禍のこの年に新章の幕が開ける。今回の舞台は時を巻き戻して1962年のソ連。冷戦の真っ只中、アメリカ中央情報局CIAのスパイとなってソ連が開発した生物兵器「プロジェクト・メデューサ」から人類を救う。
プレイヤーは偽名を使って連合国、中立国、ソ連の都市間を移動し、国際的な緊張をエスカレートさせる敵のエージェントを封じ込めつつ、ミッションを達成していく。プロジェクトの開発を阻止するには、スパイの緊密な連携とチームワークが必要となる。
12回のゲームをプレイし、成功も失敗も次のゲームに引き継がれる。その中でカードやボードは不可逆的に改変され、唯一無二のシチュエーションになっていく。ネタバレ厳禁、物語の結末は最後の最後までわからない。
初期内容物:ゲームボード 1枚、パスポート 4冊、プレイヤーコマ 4個、チームコマ 9個、隠れ家コマ 9個、工作員コマ 36個、マーカー類 35個、シールシート 3枚、書類フォルダー 2枚、参照カード 4枚、レガシーカード 134枚、その他のカード 151枚、機密書類 3通、安全庫 8箱、ルールブック 1冊、報告書 1冊、その他(ゲーム進行中に展開次第で登場するシークレットの内容物多数)

(写真は英語版)