2021年年明けの新作:ハンス・イム・グリュック
★カルカソンヌ20周年記念版(Carcassonne – 20 Jahre Jubiläumsedition)
ゲームデザイン・K.J.ヴレーデ、イラスト・M.クレーバー&A.ペツケ、5月発売予定。
2001年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞して20年を記念する特別版。『カルカソンヌJ』と同様、基本セットに川タイル5枚と修道院長が含まれ、さらに15枚のタイルからなる新しいミニ拡張を同梱。タイルにも随所にお祝いのイラストがあしらわれ、ミープルにステッカーを貼付して遊べる。
★究極のレールロード(Ultimate Railroads)
ゲームデザイン・H.オーライ&L.オーグラー、イラスト・M.ホフマン&C.シュテファン、8月発売予定。
2013年に発売され、2014年にドイツゲーム賞を受賞したワーカープレイスメントゲーム『ロシアンレールロード』のビッグボックス。ドイツ、アメリカ、アジアのマップと、ミニ拡張、ソロモードが付属する。
アスモデ社、ボードゲームアリーナを買収
ボードゲーム出版社の大手アスモデグループ(本社フランス)が、ボードゲームオンラインサイト「ボードゲームアリーナ」を買収したことが12日明らかになった。『スカル』や『宝石の煌き』など、これまで遊べなかった作品が追加されることになりそうだ。
「ボードゲームアリーナ」はブラウザ上で無料プレイできるボードゲームサイト。2010年に設立され、現在286タイトルが40ヶ国語でプレイでき、ユーザーは全世界で585万人にのぼる。日本語サポートもあり、コロナ禍の巣ごもり需要で国内でも認知度が高まった。2020年は前年比600%の利用回数を記録。これで出版社を買収して拡大し続けるアスモデグループの目に止まったと見られる。
アスモデグループ戦略部長のT.ヘグラー氏は「世界中のプレイヤーが出会い、お気に入りのゲームを一緒にプレイしたり、新しいゲームを発見したりできるプラットフォームをもつことは、素晴らしいボードゲームのカタログをもつのと並んで自然な成り行きです」とコメントしている。
買収後も「ボードゲームアリーナ」はアスモデグループ傘下の出版社の多くと同様、独立して開発を続け、アスモデグループ以外の出版社の作品も扱う。アスモデグループはこれに『スカル』や『宝石の煌き』などの自社製品を提供する予定。アスモデ社が子会社「アスモデ・デジタル」で展開しているオンライン版との統合も予想される。
・gameindustry.biz: Asmodee acquires Board Game Arena
・spielbox-online: Asmodee: kauft Board Game Arena