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『テオティワカン:拡大の時代』日本語版、3月13日発売

テンデイズゲームズは3月13日、『テオティワカン:拡大の時代(Teotihuacan: Expansion Period)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・D.タッシーニ&D.トゥルツィ、イラスト・A.コペラ&P.ワチ&O.スタモグロウ、1~4人用、12歳以上、90~120分、5200円(税別)。プレイするためには基本セット『テオティワカン:シティオブゴッズ』が必要。

「ツォルキン三部作」の2タイトル目に位置づけられるゲーマーズゲーム『テオティワカン』の拡張セット第2弾(第1弾『後期先古典期』は2019年に発売)。第1弾と同様、いくつかの拡張ルールが入っており、モジュール式で組み合わせてプレイできる。

追加できるモジュールは、より強力な資源「黒曜石」、新たな選択肢をもたらすアクションボード「邸宅」、アクションボード間に追加される強力な要素「祭壇とシャーマン」、帝国が征服を行いさまざまな利益をもたらす「帝国の拡大」、より柔軟な動きが出来るようになる「テオティボット」など。それ以外にも発見タイルなど追加コンポーネントがあり、より深く遊べるようになっている。

オリジナル発売元のボード&ダイス社は、作者のひとりであるタッシーニ氏の人種差別発言を受けて制作打ち切りを発表しており、これが同社から発売されるタッシーニ氏の最後の作品になるかもしれない。

テンデイズゲームズ:テオティワカン:拡大の時代 日本語版

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3部作最終章『西フランク王国の子爵』日本語版、4月2日発売

ケンビルは4月2日、『西フランク王国の子爵(Viscounts of the West Kingdom)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.フィリップス&S.J.マクドナルド、イラスト・M.ディミトリエフスキ、1~4人用、12歳以上、60~90分、5800円(税別)。先行発売の予約をウェブで受け付けているほか、ゲームマーケット2021大阪でも先行販売される。

『西フランク王国の建築家』『西フランク王国の聖騎士』に続く、ガーフィルゲームズ(ニュージーランド)の西フランク王国3部作の第3弾。オリジナルは昨年秋に発売された。980年頃を舞台に、貧困が広がる西フランク王国の子爵となって影響力を競う。

メインメカニクスはロンデル。環状のモジュラーボード上で子爵コマを移動させ、移動先で交換・建設・労働者の配置・写本の作成といったアクションを行う。子爵コマの移動ルートは内側と外側に分岐しており、それぞれできるアクションが異なる。

プレイヤーのアクションを助ける多種多様な町民カードはプレイヤーボードに3枚並べられ、手番のたびに右にスライドして入れ替わっていく。入れ替わったカードはシャッフルして再登場し、そのうち新しい町民カードを加えられるというデッキビルドになっている。

犯罪者を使うなど、さまざまな効果で腐敗度が上がる一方、美徳度を上げることもでき、これらが一定数上がるとイベントが起こる。美徳度が優勢ならば功績カードを獲得するが、腐敗度が優勢だと負債カードを取り、ゲーム終了時まで返済しないと失点になってしまう。腐敗度と美徳度のマネージメントもこのゲームの鍵となる。

功績カードの山札がなくなれば王国は繁栄状態でゲーム終了となり、負債カードの山札がなくなれば貧困状態でゲーム終了となる。どちらで終了するかによって、功績カードと負債カードのどちらかで獲得数の多い順にボーナス得点がある。

ロンデル、デッキビルド、そしてステータスのマネージメントという要素を詰め込んだ作品。前作同様の味わいのある人物イラストに加え、中央に置かれるお城のコンポーネントも豪華で、三部作の最後を飾るのにふさわしい作品だ。1人用ルールも付属している。

ケンビル:西フランク王国の子爵 日本語版



(写真は英語版)