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ガンジスの藩王(Rajas of the Ganges)

ダイスがもたらすドラマ 16世紀インド、ムガル帝国の時代に、「ラージャ」と呼ばれる地方豪族となって富と名声を競うドイツの戦略ボードゲーム。デザインはブラント夫妻で、国際ゲーマーズ賞1位、ドイツゲーム賞3位に選ばれている。ダイスをコストに使ったワーカープレイスメントで、面白い仕掛けがあちこちに仕掛けら…

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コイの池のカワカマス(Hecht im Karpfenteich)

食物連鎖上位の苦しみ 度肝を抜くボックスアートである。コイはカタツムリを食べ、カワカマスはコイを食べるという食物連鎖を描いた作品で、トム・シェープスがデザインした。タイトルは「楽勝」を意味するドイツ語の喩えだが、コイは思ったほどおらず、熾烈な食料調達合戦が繰り広げられる池は決して楽勝ではない。 コイ…

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故宮(Gùgōng)

上がっていく役人の賄賂要求 明朝の紫禁城を舞台に、役人たちに賄賂を送って万里の長城を建設したり運河で交易したりして、名声を競うボードゲーム。『ハンザテウトニカ』などの作品があるドイツ人デザイナー、アンドレアス・シュテーディングの作品で、ゲームブルワー(ベルギー)から今秋発売された。賄賂の価値が変わっ…

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強欲な深きポケット(Tiefe Taschen)

汚れててもいいんで、私に一票を! 政治家たちが大統領の予算配分に関与して、私腹を肥やすゲーム。ドイツのゲームデザイナーの作品で、はじめウェブ出版されていたが、後にこのゲームのために出版社が新たに立ち上がった。「手軽に遊べるフンタ」という評判である。 大統領役のプレイヤーを一人決め、このラウンドの予算…

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ガンツシュンクレバー(Ganz schön clever)

かわいいふりしてあの子 5年前、『クウィックス』がドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされてから、ダイスロール&記入式(Roll ‘n Write)のゲームが注目されている。『ヤッツィー(1956)』『ダイスビンゴ(2007)』『ロール・スルージエイジズ(2008)』などそれ以前にも皆無では…

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クアックザルバー(Die Quacksalber von Quedlinburg)

あと1枚で爆発する! 旧東ドイツの小都市クヴェードリンブルクで年に1回行われるバザーにて、クアックザルバー=やぶ医者たちが鍋にいろいろなものをぶちこんで万能薬を作るゲーム。今年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされている作品である。作者のヴァルシュは今年、この作品と『ザ・マインド』と『ガ…

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グラバー(Glover)

詐欺と信頼回復 世界遺産で長崎の観光名所となっているグラバー園。その中心となっている建物は、スコットランド出身の商人トーマス・ブレーク・グラバー(1838-1911)の元邸宅である。幕末の長崎を舞台に、彼と取引をして武器や艦船を手に入れ、名声を競うボードゲーム。長崎在住で、当サイトで4コマ漫画『ボド…

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究極の選択-いい質問だ!-(That’s a Question!)

そんなこっちに決まって……ウソ~! 「ウンコ味のカレーかカレー味のウンコ、どっちを選ぶ?」など究極の選択が流行したことがある。そんな質問を自分で作って、ほかの人を悩ませてみようというチェコのゲーム。『コードネーム』のフヴァチルがデザインし、可愛いリスのイラストを付けて昨年のエ…

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クマ牧場(Bärenpark)

計画的にタイル配置 入り口の看板は多言語になっていて楽しい。「ビョルンパーク」はデンマーク。 クマをメインに飼育展示している動物園を「クマ牧場」といい、日本国内にも北海道4ヶ所を始め合計7ヶ所ある。飼育されているのはツキノワグマ、ヒグマが多い。スイス、ドイツにもあるようだが、デザイナーのウォーカーハ…

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カヴェルナ:洞窟対決(Caverna: Höhle gegen Höhle)

洞窟のシステム構築 ローゼンベルクは重量級ヒット作品を2人ゲーム化しており、『アグリコラ:牧場の動物たち (2012年)』『ル・アーブル:内陸港 (2012年)』と成功を収めてきた。本作のエッセンスを継承しつつ、新しいプレイ感を加え、短時間で遊べるという見事なデザインを披露している。これに続き、『ア…