Posted in か行 国産

怪盗ジュエル(Phantom Thief Jewel)

キャッツ・アイ 『ハゲタカのえじき』に代表されるバッティングゲームは、ほかの人とかぶらないように裏をかく心理戦である。これに、ひねりを加えることで戦略的な要素を加えた。今年の春のゲームマーケットで発売された国産ゲームである。 プレイヤーは宝石専門の怪盗で、盗む前に必ず予告状を出すことにしている。いろ…

Posted in か行 シュピール11

ゲリー・ゴーダ(Gary Gouda)

通れない…! エッセン国際ゲーム祭において、キッズゲームメーカーの大手ハバ社では毎年、巨大ゲームをもちこみ、子供たちに遊ばせている。今年の巨大ゲームとなったのがこの作品。ハバ社のイチオシというわけである。 ボードを使って16分割された部屋。ここに落ちているチーズを拾ってゴールを目指す。ダ…

Posted in か行

ガッチャ!(Gotcha!)

粗を探しあう緊張感 W.クラマーに『プレムプレム』(2001年)というパーティーゲームがある。ゲーム中に配られるカードで一切の行動が制限され、間違うとペナルティーになってしまう。これをアメリカナイズして、もっと直接的に楽しめるようにしたような作品。 手番にはカードを出して「誰が」「○○しなければなら…

Posted in か行 シュピール11

荒野の1ドルペンギン(A Fistful of Penguins)

損得計算はシビア 動物サイコロを振ってお金を稼ぐゲーム。『ラストコール』など、コンポーネントの美しいワッツァルポーグ(アメリカ)が2011年のエッセン国際ゲーム祭で発売した。ブースでは製造が間に合わず144個しか発売されなかったため、初日で完売してしまった。 このゲームも、動物の目が描かれたダイスと…

Posted in か行

香りの痕跡(Duftende Spuren)

嗅覚を鍛える 12種類ある香水をかぎ分け、匂いを記憶するという尋常でないボードゲーム。20年前の作品で、ドイツゲーム賞8位に入賞している。説明書には「経年により香りが飛ぶことがある」と書かれていたが、保存状態がよかったおかげで濃厚な香りを楽しむことができた。 カフェの踊り子ファティマは、毎晩違う香水…

Posted in か行

禁断の島(Forbidden Island)

大金持ちか、海の藻屑か どんどん沈んでいく島の上で宝を集めて脱出する協力ゲーム。『パンデミック』のデザイナーがテーマ・システムともにライトに作り変えたもので、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネートを始め、世界各国で高い評価を得ている。日本国内でも人気で、しばらく手に入らない時期もあった。 手番には3アクショ…

Posted in か行 シュピール11

クォーリアーズ!(Quarriors!)

出てこい俺のモンスター モンスターや魔法のダイスを手に入れて強さを競うアメリカのダイス構築ゲーム。オリジナルの英語版と同時発売になったのは日本語版だけである。ダイスを模した立方体の缶に、50種類130個のカラフルなダイスがジャラジャラと入っている。タイトルはダイスを切り出してくる石切場(Quarry…

Posted in か行

キュー・ビッツ(Q-bitz)

その美しい模様はどうやって作る? 『クゥワークル』のメーカーによる早解きパズルゲーム。ラウンドが進むにつれてひねりがきいてくる。各自4×4の枠と、16個のキューブを持ってスタート。かーどをめくると、今回のお題が描いてあって、その通りに並べることを目指す。 第1ラウンドは指先のスピード勝負。キューブを…

Posted in か行

カリバ(Kariba)

追い出し追い出され 動物カードをためて、ほかの動物カードを取るゲーム。タイトルは「狩場」ではなく、アフリカの湖の名前で、ここに水を飲みに動物たちがやってくるという設定。ワニが並んだカード置き場、カードを挟む草のコンポーネントが目を引く。 作者はクニツィアで、『フリンケピンケ』系のセットコレクションで…

Posted in か行 国産

グッドプライス!(Good Price!)

適正価格とは、自分が買いたい価格である OKAZUブランドから、『擬人化総選挙』と共に発表された多人数で遊べるコミュニケーションゲーム。価格に見合った品物を考える大喜利系ゲームである。 毎回、「大根」「コート」「ガム」などの材料カードと、「300円」「1980円」「5000万円」などの価格カードが提…