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関係箱(Beziehungskisten)

思わぬ連鎖反応の連続 人間関係というものは複雑である。友人の友人が、気が合うとは限らない。嫌いな人が嫌いな人は好きな人かもしれないし、好きな人が好きな人は、嫌いな人かもしれない。誰と誰の相性がいいのか、悪いのかをよく見て、人生を進めるレースゲーム。先日紹介したdbシュピーレで、リメイクされていない作…

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コレイカ(Kolejka)

ないのに並ぶ ポーランドで共産主義時代を懐かしむブームが起きているという。レトロカフェとともに爆発的に売れているのがこのボードゲームだ。発売から1年半で2万本が完売し、ポーランド年間ゲーム大賞を受賞。多言語版まで製造されることになった。その多言語版、ドイツ語、ロシア語、英語、スペイン語と共になぜか日…

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こねこミキサー(Kittens in a Blender)

ネコには全部名前ががが 生きている子猫たちをミキサーにぶち込んでひき肉にする――そんなあってはならないことを、起こらないように頑張るカードゲーム。自分が飼っているネコはもちろんのこと、ほかの人が飼っているネコも守りたい。しかしスイッチを止めるカードはどんどんなくなっていき……。 心の中のデリケートな…

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ケルトダイス(Keltis – Das Würfelspiel)

2008年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作『ケルト』は、さまざまな派生作品を生み出した。追加ボード、カードゲーム、タイルが翌年、オラクルが翌々年、そして1年おいてダイスゲームである。作者のクニツィアはこうした派生作品が得意で、『インジーニアス』(2004年)は2人用トラベル版、パズル、ジュニア、タイル(…

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クエルフ(Quelf)

ムチャぶりの嵐 アメリカでは数えきれないほどのコミュニケーションゲームが発売されているが、言語依存・文化依存が高い上に玉石混交で、面白いものにはなかなかめぐり会えない。ゴールデンギーク賞や、ゲーム100選のパーティーゲーム部門が手がかりとなるが、まれにドイツの出版社が興味を示し、ドイツ語版まで発売さ…

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クモの毒とカエルの鼻水(Spinnengift und Krötenschleim)

レシピはサイコロ、探索は記憶 『カタンの開拓者たち』の作者であるK.トイバーは、近年カタンシリーズ以外をほとんど発表していない。そんな中でエントデッカーシリーズの『砂漠の王国にて』以来4年ぶりに発表したのがこのキッズゲームである。早速、ドイツ年間キッズゲーム大賞にノミネートされた。 その内容は記憶ゲ…

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キングダムビルダー(Kingdom Builder)

広げようボクの領土ドミニオン ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた3タイトルのうち、もっともゲーマーズゲーム寄りの作品である。六角形のマス、毎回変わる特殊能力と勝利条件の組み合わせ、高い拡張可能性などをもちながら、わずか45分でプレイできるのは驚嘆に値する。 デザイナーは『ドミニオン』のヴァッカリ…

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キャッツ(Cats)

ネコたちの正体隠蔽ゲーム 今年のゲームマーケットでは隠れた人気テーマが「ネコ」だった。ネコ好きな人がテーマやイラストから入ってくる。海外ではネズミが主役でネコはお邪魔者だったり(『ネコとネズミの大レース』)、『ネコネコミキサー』などというブラックな作品だったりして、ネコが主役のゲームにはなかなかお目…

Posted in か行 国産

カンパニー(COMPANY:BOCG)

働け!ぼくの社員たち 今年3月のゲームマーケット大阪と、今月13日のゲームマーケット浅草に出展する国産オリジナルのデッキ構築ゲーム。「世界水準のボードゲーム製作に挑む」という意気込みで制作された作品である。社員を雇い、商品を仕入れて売り、その売り上げで得点カードを入手する。 カードの効果が社内の役割…

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キャプテン・リノ(Super Rhino!)

砂上の楼閣 ドイツのキッズゲームでは右に出るものがいないハバ社。数多くのタイトルをリリースしており、日本ではすごろくやが力を入れて販売している。その中でも、よく品切れになっているのがこの作品だ。レビューサイトでよく取り上げられ((gioco del mondo、ふうかのボードゲーム日記、サムネ3))…