カテゴリー: 国産
ピラミッド・ピラミッド(Pyramid Pyramid)
ギャンブルの石材運び 次期ファラオを狙う神官たちが、石切り場から石材をずりずりと運んでピラミッドを建設する国産ボードゲーム。TRPG系のゲーム賞「ゲーム・フィールド大賞」のカード&ボードゲーム部門に入選している。石材がピラミッドに乗るも八卦、乗らぬも八卦という、ギャンブルゲームである。 手番には石材…
成敗(Say Bye)
殺していけないときもある 浜の真砂は尽きるとも 尽きぬ恨みの数々を 晴らす仕事の裏稼業 へへっ お釈迦様でも気がつくめぇ(必殺仕事人III) 小学生の頃から必殺シリーズが大好きだった。時代劇にありがちな勧善懲悪ではないストーリー、政治と財界の癒着や腐敗、それぞれ影を抱えて生きる登場人物、暗殺シーンに…
すきもの(Sukimono)
早く探し出すのが目利き 美しい茶器・茶杓・花瓶をいち早く探し出し、販売して儲ける国産ゲーム。『街コロ』で注目されたグランディングの新作として注目され、ゲームマーケットの新作評価アンケートでは2位に入った。 はじめに今年の所望品が5つ、場に並べられる。「青磁花入大内筒」「珠光文琳」「筒井肩衝」――好き…
巨竜の歯みがき(Dragons’ Teeth Brushing)
恐る恐る・・・噛まれた! リニューアルオープン後ますます独自色を強めるボードゲーム専門店・ドロッセルマイヤーズ(東京・中野ブロードウェイ)が、先月のゲームマーケット直前にオリジナルカードゲームのリリースを発表した。同店が毎月開催しているワークショップで、参加者がみんなで作り上げたものだという。渡辺店…
絶叫!おばけ屋敷ゲーム(Scream! Haunted House Game)
スマートフォンで笑い++ 夏といえば幽霊やおばけの季節だ。怖いもの見たさは子供の性である。夜、トイレに行けなくなるのが分かっているのに、幽霊やおばけの本を手に取ったり、テレビ番組を見たりしてしまう。本当にいるのかしら? そんな子供の怖いもの見たさを刺激する、あのおばけ屋敷ゲームが今夏帰ってきた。しか…
ヴォーパルス(Vorpals)
100年間の世代交代 兵士やモンスターで戦争したり、さまざまな建物を作ったりして島の覇権を争うカードゲーム。建物は永遠だが、兵士やモンスターは次々と死んで世代交代していく。流動的な配下をどうコントロールするかが鍵だ。 昨年のゲームマーケットで発売された同人ゲームだが、人気に押されてリメイクと再版が行…
すごろくや、『マイス』発売
すごろくやは1日、オリジナルの立体すごろくゲーム『マイス(Mythe)』を発売した。丸田康司作、2〜5人用、6歳以上、約20分、2500円。 すごろくやのオリジナルゲーム第6弾で、5月のゲームマーケットでは試作品が出展され人気を集めた作品。平和なマイス国で、竜魔王にさらわれたプリンセスを助けに魔王城…
宝探しアドベンチャー TORE! 魔宮攻略GAME
「鉄球の試練」難しすぎ 日本テレビ系の番組『宝探しアドベンチャー 謎解きバトルTORE!』はうちの子供もときどき見ている。前身となった『密室謎解きバラエティー 脱出ゲームDERO!』は、部屋に水がだんだん溜まっていくシーンが息苦しくて見ていられなかったが、今度はピラミッドの中という設定で、インディー…
乱世の豪商(Merchants in Turbulent Ages)
0.1mmの攻防 ゲームマーケットでは時折、目をみはるようなオリジナルアイデアに遭遇する。毎回ゲーム名がブース名になっている佐伯拓也氏のこの作品は、『落水邸物語』(2005年)もそうだったが、「いったいどのようにしてこんなアイデアを思いつくのだろう?」とつくづく感心する。 コマを置いたままで、ゲーム…
ローマの執政官(Console Romano)
俺様が法律だ! 執政官は、共和制ローマにおいて内政と軍事の両方を司る最高職だった。ローマの将来は彼の手に委ねられている。任期中に、自分が有利になるように、そしてほかの人が得をしないように配慮する駆け引きのゲーム。 カワサキファクトリーが今年のゲームマーケットに出展した国産同人ゲームで、『シチリアの殖…