ボードゲーム消費金額2021、平均は30万8千円
当サイトで行ったアンケート「ボードゲーム消費金額2021」(回答者75名)の結果、今年1年、ボードゲームの購入に使った金額の平均は308,258円となった。昨年の平均額217,735円から約9万円、一昨年の167,486円からは14万円の増加となった。
中央値は20万円と昨年の12万円から8万円の増。最低額は265円、最高額は300万円だった。回答者の分布はグラフの通り。
今年はコロナ禍の継続で対面で遊びにくい状況が続いたが、新作のリリース数は衰えることなく、クラウドファンディングも盛況となっている。重量級ボードゲームとなると6千~7千円するものが主流となり、毎月2~3個買えば中央値の20万円に達する状況である。
またゲームマーケット2021秋で積極的な購入者が増えたことからわかるように、新型コロナウィルスが9月から落ち着いたことで、今まで我慢していた層と、新しく始めた層が一気に買い始めたという要因もあるかもしれない。回答者がコアな愛好者であるのは例年通りであるとして、これまでの平均15~22万円、中央値10~13万円を大きく上回る結果となっている。
アリさんたちの食べ物集め『バイツ』日本語版、1月15日発売
サニーバードは1月15日、『バイツ(Bites)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.ディット&W.ディット、イラスト・F.ガヴリル&A.ガヴリル、2~5人用、12歳以上、20分、4950円(税込)。
オリジナルは2008年にシュミットシュピーレ(ドイツ)から発売された『ビッグポイント』をリメイクして、ボードゲームテーブル社(アメリカ)が2020年に発売した。コンポーネントを可愛らしいアリに一新し、毎回異なるルールカードを組み合わせることでリプレイ性を高めた。
ブドウ、リンゴ、パン、チーズ、ピーマンをランダムに並べてコースを作り、スタートに5色のアリを置いてスタート。手番には好きなアリを同じ色の食べ物まで進め、その前後にある食べ物を取る。食べ物の得点は、アリのゴール着順で決まるため、どのアリを進め、どの食べ物を取るかで駆け引きが楽しめる。
さらに新しい要素として4つのルールカードデッキが付属。1位/最下位でボーナス、新しい食べ物「ワイン」のボーナス、同じく「チョコレート」の特殊効果、全体的なバリアントルールと、毎回各デッキから1枚カードを選ぶことでゲームに変化をもたせられる。
食べ物トークンは厚紙を2枚重ね合わせてアリにかじられた様子を表現。シンプルなルールで短時間で楽しめるレース&コレクションゲームだ。