スティックコレクション(Stick Collection)
5mmの違いを見極める
30cmぐらい離れたところからの目算で5mm違いのスティックを競るオークションゲーム。オリジナルは「もんじろう」からゲームマーケット2015秋に発表された「競りゲーブブカ」及びそのリメイク「マストバイ」で、ittenのファンブリックシリーズ5番にラインナップされ、スタイリッシュになって帰ってきた。
おみくじのように箱の穴から出したスティックをリングに立てて手番順オークションを開始する。30cmよりも近づいてはならないが、スティックは5mm差で9種類×4本あり、何となく長いか短いかはわかるので、それを手がかりにしてどれくらいほしいかを考えてビッドする。最初の所持金は50で、ビッド額は1~10。10といえば必ず落札できる。
落札したらまた次のスティックを出してオークション。こうして誰かが8本競り落とすか、誰かの所持金が0になるか、誰かが同じ長さのスティックを4本競り落としたらゲーム終了。得点は、5mm差で一番長く連続している本数×10点。これの残り所持金を足して合計の多い人が勝つ。
オークション特有の駆け引き(あまり欲しくないものでも釣り上げるなど)も楽しめるが、一番楽しいのは競り落としたスティックを取ってきて自分のスティックを並べてみたときだ。見事5mm違いだと嬉しいし、1cm違いならその間に入るスティックを競り落とそうと意気込み、同じ長さだと見込み違いに盛り上がる。果たしてこれは目の錯覚なのだろうか?
同じ長さでも4本揃えれば即勝利だが、他にも欲しい人がいるため難易度が高い。それでも3本くらい揃うと、夢を見てしまうものだ。そんなドラマがあちこちにちりばめられている。
スティックコレクション
ゲームデザイン:居椿善久/アートワーク:トミオカヨシアキ
itten(2021年)
2~5人用/8歳以上/20~40分
当サイトのittenファンブリックシリーズレビュー
No.1 みんなのファイヤー
No.2 ゴールドハンティング
No.3 3秒トライ!
No.4 バイキングシーソー
No.5 スティックコレクション
横浜日吉にボードゲーム&マンガネットカフェ「隠れ家」2月14日オープン
横浜・日吉に2月14日、ボードゲーム&マンガネットカフェバー「隠れ家」がオープンする。東急線・横浜市営地下鉄日吉駅徒歩2分、平日10:00~23:45、土日祝24時間営業(まん延防止措置期間中は~19:45)、無休。
日吉で5年営業した「CafeBarかくれが」が徒歩2分のところに移転してリニューアルオープン。お店の半分をボードゲーム席、半分を半個室のPC席とし、マンガも読める多目的なカフェバーとなった。
ボードゲームは20席で700種類が遊べ、グループ利用の中・小テーブルと相席用の大テーブルが用意されている。PC席もあるが、通常の大きさの会話はOK。まん延防止措置期間が終われば深夜も遊べるが、店員のルール説明や相席案内は24時まで。
テレワークに使いつつ、休憩にマンガ、仲間が揃えばボードゲームといった柔軟な使い方ができる。入り浸ってしまいそうなお店だ。
料金は10分100円で、平日最大2500円、土日祝12時間3000円。お酒は300円から、キャラメルマキアートやフロートなどのカフェドリンク200円、その他ソフトドリンク飲み放題。食事は全品500円。ロコモコ丼、カレーライス等の定番メニューの他、日替わりの手作りごはんもある。