フランス年間ゲーム大賞2022に『世界の七不思議:建築家たち』
フランス年間ゲーム大賞選考委員会は日本時間の25日未明、カンヌ国際ゲーム祭にて、アスドール・フランス年間ゲーム大賞(As d’Or Jeu de l’année)を発表した。先月発表されていたノミネート作品(日本人2作品含む)の中から、アスドール(一般)部門に『世界の七不思議:建築家たち』、エキスパートゲーム部門に『デューン・インペリウム』、キッズゲーム部門に『バブルストーリーズ』、中級ゲーム部門(新設)に『リビングフォレスト』が選ばれた。
大賞に選ばれた『世界の七不思議:建築家たち』は文明発展ゲームのセルフリメイクで、カード選択をシンプルにしてプレイ時間を30分以内に収めると共に、各ワンダーがそれぞれ異なるパターンで徐々に出来上がっていく様子をパーツの組み合わせで表現し、視覚的に楽しめるようにした。日本語版は昨年10月に発売されている。
エキスパートゲーム部門の『デューン・インペリウム』は、昨年映画化されたSF小説『デューン砂の惑星』をテーマにしたアメリカのボードゲーム。キッズゲーム部門の『バブルストーリーズ』はカードをめくって部屋などを探険しアイテムを見つける1~2人用ゲーム。そして今年から新設された中級ゲーム部門の『リビングフォレスト』は動物カードで移動する木を植えるデッキビルドゲーム。この3作品はいずれも日本未発売となっている。
フランス年間ゲーム大賞の過去受賞作品は『ミクロマクロ・クライムシティ』『オリフラム』『ザ・マインド』『アズール』『アンロック』。ファミリーや一般をターゲットにしたライト寄りの受賞傾向となっている。
ボードゲームカフェ「テンビリオンポイント」で落語イベント
東京・神楽坂のボードゲームカフェ&バー「テンビリオンポイント」は本日から、落語家を招いてのボードゲームイベント「だれでも落語」を始める。4月までの毎月第4木曜日、昼の部11:30~14:30、夜の部19:00~22:30(まん延防止適用期間中は短縮)、落語のみの場合昼の部2000円、夜の部2500円、ゲーム会はどちらも1000円(+ワンドリンクオーダー)。
ゲストは立川志ら門、立川かしめ、三遊亭楽八、桂優々の各師匠。落語のお題は明かされていないが、三遊亭楽天師匠のTRPG創作落語のように、ボードゲームに寄せてくるかもしれない。また落語の後で、落語家と一緒に大喜利ゲームなどが楽しめる。予約は電話またはウェブにて。