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クニツィアのカードゲーム『ギャラクシーねこのばし』4月6日発売

スタジオムンディは3月25日4月6日、カードゲーム『ギャラクシーねこのばし』を発売する。ゲームデザイン:R.クニツィア、イラスト:株式会社グランドデザイン、2~6人用、9歳以上、15分、1980円(税込)。本日から発売日まで、Amazonギフト券が抽選で当たるフォロー&リツイートキャンペーンを開催中。

ライナー・クニツィアのデザインによる、UFOにさらわれないように注意しながら、たくさんのネコを伸ばすシュールでキュートなカードゲーム。ライトながらクニツィアらしいジレンマが楽しめる。

手番にはカードを1枚めくって自分のものにするか、他のプレイヤーに押し付けるだけ。中間決算時にUFOが出現してネコを連れ去ってしまうが、UFOから守る「おたすけねこ」をはじめ、「ねこ神さま」「二足歩行の猫」「宇宙人」が思わぬ展開を生み出す。

かわいいネコたちをどこまで伸ばして喜ばせることができるだろうか?

内容物:プレイカード 72枚、2人プレイ用カード 1枚、おたすけねこコマ 1個、説明書 1冊

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笑ってはいけない音読(Read Aloud Without Laughing)

失笑恐怖症

小学校の国語の時間、教科書を音読しているとき、何かのスイッチが入ってしまって(読み間違いとか)、それ以降みんなが笑って読めなくなってしまったという経験はないだろうか。大人になって音読することも、何かのスイッチで笑いが止まらなくなることもすっかりなくなってしまったが、このゲームはその頃の気持ちを思い起こさせてくれる。

コンポーネントには「ももたろう」が書かれた「教科書」が4冊入っており、1人1冊ずつもち、「これから音読の時間を始めます」といってスタート。「ももたろう」を一段落ずつ読んで交代するという、懐かしい進行である。

しかしその前に、右隣のプレイヤーが「指示カード」を1枚引いて読み上げ、その指示に従って読まなければならない。「ギャル風に」「ラッパー調で」「登場キャラを自分の家族の名前に置き換えて」。笑いさえしなければ、アドリブで語尾を変えたり言葉を挿入したり、身振り手振りを加えたりしてもよい。笑わせようと思わないほうが笑わせやすいようだ。

読んでいる人でも聞いている人でも、笑ってしまったらチョークコマを1本受け取る。章の最後まで読み切る前にチョークコマのストックがなくなってしまったら、一番チョークコマを持っている人(一番笑ってしまった人)の一人負け。チョークコマを残して最後まで読めたら全員の勝利。

箸が転んでもおかしい年頃でもなく、スイッチが入るという感覚はもうなくなったが、笑いは伝播するものだ。「こんなことでは笑わないだろう」と冷静だったが、「ゲラ」の方に一気に場がつられてしまった。笑いをこらえた時の顔が赤くなって汗ばむような感覚は久しぶりで、愉快なひと時を過ごすことができた。その後、中学生女子だけで遊んだそうだが、息ができなくなるほどだったららしい。

笑ってはいけない音読
ゲームデザイン:武野光/ノン・プロダクト・プロダクション(2021年)
2~4人用/8歳以上/15~20分