トウガラシを交配してもっと辛く『スコヴィル』日本語版、4月11日発売
アークライトゲームズは4月11日、『スコヴィル 第2版(Scoville: 2nd Edition)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:E.マリオット、イラスト:V.デュトレ、1~6人用、14歳以上、60~90分、8250円(税込)。
TMG社(アメリカ、2021年に倒産)から2014年に発売されたトウガラシ栽培ゲームを、トリックオアトリートスタジオ(アメリカ)がリメイク。旧版は英語版がホビージャパンから流通していた。デュトレによってアートワークを一新し、拡張セット「ラボ」とソロプレイ用の新ルールが追加されている。
非公開競りでプレイ順や作付けフェイズ、収穫フェイズ、完了フェイズが決まる。毎ラウンド、プレイヤーは10種類のトウガラシを全員共通の畑に植え、交配させることによってより多くのトウガラシを作付けする。自分のコマを移動させて収穫し、例えば、赤と黄のトウガラシ畑にコマを動かすと、橙のトウガラシを収穫できるようになる。
農道は狭く1人しか通れないことに加え、収穫は植えた順とは逆に行っていくため、狙い通りのトウガラシが得られるとは限らない。収穫したトウガラシは、売買したり、市場に出したり、料理に使ったりしてお金や勝利点を得る。はたして、もっとも辛いトウガラシを作り上げるのは誰なのか? ユニークなテーマのゲーマーズゲームだ。
内容物:ゲーム盤 1枚、ついたて 6枚、オークションカード 64枚、受賞盾 12枚、トウガラシ・トークン 222個、生産者コマ 6人、ディスク 6枚、倍数トークン 90個、市場カード 48枚、レシピカード 52枚、コイン 120枚、ボーナスアクションタイル 18枚、交配表 6枚、目的カード 30枚、激辛トークン 42個、追加市場カード 12枚、追加レシピカード 12枚、研究室ボード 6枚、追加ボーナスアクションタイル 6枚、ルール説明書 1冊(※カードサイズ:44×67mm)
フランス年間ゲーム大賞2025に『オーディン』
フランス年間ゲーム大賞選考委員会は日本時間の28日未明、カンヌ国際ゲーム祭にて、アスドール・フランス年間ゲーム大賞(As d’Or Jeu de l’année)を発表した。先月発表されていたノミネート作品の中から、アスドール(一般)部門に『オーディン』、エキスパートゲーム部門に『クトナー・ホラ:銀の町』、中級ゲーム部門に『ビハインド』、キッズゲーム部門に『ヘーゼルナッツ作戦』が選ばれた。
大賞に選ばれた『オーディン』は韓国人デザイナートリオのデザインでヘルベティク(スイス)から発売された小箱ゲーム。前の人よりも強くなるように同じ色か同じ数字のカードを出して手札を早くなくすことを目指すが、前の人から1枚回収しなければならない。すごろくやから日本語版が発売予定されている。
エキスパートゲーム部門の『クトナー・ホラ:銀の町』はチェコの歴史的な銀山都市の歴史をテーマにした経済発展と都市開発のボードゲームで、日本語版はホビージャパンから。中級ゲーム部門の『ビハインド』はヒントに従ってタイルを並べる協力謎解きゲームで、現在のところフランス語版のみ。キッズゲーム部門の『ヘーゼルナッツ作戦』は立体の木の上に丸いヘーゼルナッツコマを落とさないようにして置く器用さのゲームで、現在のところフランス語版のみ。
フランス年間ゲーム大賞の過去受賞作品は『トリオ』『アクロポリス』『世界の七不思議:建築家たち』『ミクロマクロ・クライムシティ』『オリフラム』。ファミリーや一般をターゲットにしたライト寄りの受賞傾向となっている。
🏆 La cérémonie de l’As d’Or – Jeu de l’année vient de s’achever au Palais des Festivals à Cannes. Voici les 4 lauréats de cette édition 2025 ! 🥳
Félicitations ! 👏#FIJ2025 #CannesFrance #AsdOr #JeudelAnnee pic.twitter.com/nuZFt9Ogvz— FESTIVAL DES JEUX (@fijcannes) February 27, 2025