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巧みな質問で犯人を絞り込む『修道院殺人事件』日本語版、3月30日発売

ピチカートデザインは3月30日、JELLY JELLY GAMESのレーベルで『修道院殺人事件(Mystery of the Abbey)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:B.フェデュッティ&S.ラジェ、アートワーク:X.G.ドゥラン、3~6人用、8歳以上、60分、6380円(税込)。

デイズオブワンダー社(フランス)から2003年に発売され、日本でも流通していた作品を、モジトスタジオ(アメリカ)がアートワークとルールを一新し、キックスターターを経て昨年発売した。24人の容疑者の中から、手がかりを見つけて修道士殺人事件の犯人を探す推理ゲーム。

容疑者カードは体形や髪形で分類されており、1枚を除いて全員に配られる。手番には自分のコマを移動して、移動先にいるプレイヤーに質問をして犯人を絞り込む。質問には必ず正直に答えることになっているため、「この後の手番は集会室に行くんですよね?」などといった相手の行動を制限する質問も可能。回答拒否もできるが、質問に答えれば自分も質問できる。

修道院内にあるさまざまな部屋では、重要な書物を見つけたり、修道院長からの啓示を受けたりといったさまざまなアクションができ、犯人探しの助けとなるが、推理を混乱させるようなイベントも発生する。メモを使って推理をまとめ、正しい推理を行うと勝利点を獲得。特徴だけ当てても得点できるが、間違ったものは減点となる。

他の修道士の居室を調べているところを見つかってしまったり、間違った犯人を宣言してしまった場合、ペナルティとして手番が直ちに終了となり、僧侶コマを教会に置いて懴悔しなければならない。スタートプレイヤーがベルコマを進め忘れた場合や、プレイヤーの合意により手番を飛ばしてしまったり、禁止されている質問をしたり、聖別されたワインなどの飲み物をこぼしてしまったりといったミスに対してもペナルティを課すことができる。

プレイヤー同士の質問やカードの獲得によって、少しずつ選択肢を狭めていき犯人を当てる推理を楽しむことができる。一見シリアスなゲームだが、イベントによって意外な展開が起こり、パーティーゲームの一面もある。

内容物:ゲームボード1枚、僧侶コマ6個、ついたて6枚、容疑者シート1冊、サイコロ3個、カード95枚、ベルコマ1個、トークン32枚、説明書1冊

JELLY JELLY GAMES:修道院殺人事件

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ドット絵キャラのダイス戦『ボコスカチェス』2月28日発売

KADOKAWAは2月28日、「カドアナ」のレーベルで『ボコスカチェス』を発売する。ゲームデザイン&アートワーク:RASHO、2人用、12人用、20分、2420円(税込)。

PCゲームでファミコン版も出た戦略シミュレーションゲーム『ボコスカウォーズ』を元にした2人用対戦ゲーム。原作者がルールをデザインし、ランダム性のある戦闘を再現した。

自分のユニットのコマ1つを動かし、相手の王の撃破を目指す。相手のマスに入ると戦闘が発生し、ユニットの強さとダイスで勝敗が決まる。他のコマがサポートすることができるため、どのコマを動かして、どのコマでサポートするか、どの相手のコマと戦うかを戦略的に考えて動かなければならない。

コマは15種類あり、それぞれ性能が違い、動かせる範囲だけでなく、戦闘で振るサイコロも変わる。さらに、直接動かせるユニットだけでなく、障害物として岩(破壊不可)や木(破壊可)、敵陣地に味方ユニットを捕らえている牢のコマもある。

コマのグラフィックは原作そのままのドット絵仕様で、スレン王陣営とバサム王陣営でそれぞれ異なるデザインになっている。ダイスはオリジナル仕様で、マス目を示す戦場マップは全面ボード仕様となっている。

カドアナ:ボコスカチェス