デッキビルドで勢力拡大『アルタイ:文明の曙』日本語版、5月上旬発売
オリジナルはアレスゲームズ(イタリア)から昨年発売されたファンタジーテーマのデッキビルド&エリアコントロールゲーム。遥かな太古の神話時代を舞台に、4つの種族が文明発展を競う。
プレイヤーは森のエルフ、洞窟の大地の民、海辺の小さき民、炎の地の火の民にいずれかを受け持ち、それぞれユニークなカードと構成の異なるデッキでプレイする。資源を生産し、入植地を建設して勢力を拡大し、他種族と戦う。資源を使って新たな技術や設備を購入してデッキを強化し、技術や偉業の完成、購入したカード、支配している土地、侵略した敵の入植地などで得られる勝利点を競う。
ゲームボードには4種族の地域があり、地域ごとに地形の種類も、産出される資源も異なる。対応するエリアを支配することでカードの効果が強化される。種族ごとに異なる特性を活かし、デッキ内容とボード上の情勢の両方を見据えて覇権を目指そう。
内容物:ゲームボード 1枚、木製トークン 140個、カード(63×88mm)178枚、得点シート 1冊、厚紙製トークン&マーカー 92個、ルールブック
(写真は英語版)
乗組員をめくるか否か?『キャプテン・フリップ』日本語版、5月17日発売
袋から引いた乗組員タイルをマイボードに配置してコインを稼ぐタイル配置ゲーム。イタリア人デザイナーコンビによる作品で、A.ボウザらが設立したプレイファンク社(フランス)から昨年発売され、ドイツ年間ゲーム大賞とアスドール・フランス年間ゲーム大賞にノミネート、スイスゲーマーズ賞ファミリー部門とアメリカ卓上ゲーム賞アーリーゲーマー部門で大賞を獲得している。
手番には袋から1枚タイルを引き、そのままか、気に入らなければめくって、自分の船に乗せる。船は5列あり、下から積み上げるように配置していく。船員は砲撃手、航海士、見張り、コック、地図職人、オウム、サルなど9種類あり、追加手番などのさまざまな即時効果と終了時効果がある。一番上まで置くとボーナスがもらえる列があるほか、誰かが4列埋めたラウンドでゲーム終了。ゲーム中と終了時に獲得したお金の合計で勝敗を決める。
一度ひっくり返したタイルは元には戻せないため、このまま使うか、思いきってひっくり返すかの判断にドキドキ。ゲームごとに選べるアドベンチャーボードは4種類あり、配置する場所の考えどころも変わって、短時間で毎回異なる展開が待っている。