マーダーミステリーゲーム『廃城の錬金術師』6月30日発売
グループSNE/cosaicは6月30日、マーダーミステリーゲーム『廃城の錬金術師』を発売する。ゲームデザイン:秋口ぎぐる&青木甲羅仲、アートワーク:タンサン、6人用、15歳以上、180分、3520円(税込)。
ゲームマスターなしでプレイできるパッケージ型オリジナルマーダーミステリーシリーズ第14弾。6人のマーダーミステリー作家による共同企画「マダミス666」で特に異彩を放ち、マダミスファンだけならずTRPGファンの間でも話題となった作品が製品となった。
〈魔法学園〉の卒業課題のため「ヒト遺跡」である廃城を訪れた半獣の少年少女たち。なぜか夜の間に指導教官は姿を消し、翌朝の城壁内には、前日にはなかった塔と居館が出現していた。すべては課題の一部なのか? あるいは、本当に不測の事態が起きているのか? それぞれの秘密を胸に探索を続ける半獣たちは、やがて王国や対立する鱗族の思惑をも巻きこみ、ヒト族絶滅の謎へと迫っていく——。
次第に埋められていく「白地図」が探索の臨場感を高める、RPG要素のあるマーダーミステリーだ。
異世界アキンド(Different World Merchants)
高くないように見せかけて
武具、魔法薬、食材、宝石という4つの品物の隠された価値を、他のプレイヤーの行動をもとに推理しながら集めるワンラウンドワーカープレイスメントゲーム。ゲームマーケット2022春で遊飲チャンネルから発表された。
最初に1~10の価値カードがランダムに配られ、その中から1枚を自分が担当する品物に裏向きで置いてスタート。4種類のうち1種類だけは、自分だけ価値を知っている。順番にどれでも5つの品物を仕入れた状態でスタート。
手番にはワーカープレイスメントでアクションを行う。自分が見ていない品物の価値カードを確認する「女神像」「酒場」や2種類の品物間で価値カードを交換する「掲示板」、いずれかの品物に残りカードから1枚を追加する「質屋」などがある。アクションを行ってから、他のプレイヤーと品物を1つ交換し、1ラウンド(プレイヤー人数によって3~4手番ずつ)が終わったら、価値カードを公開して手持ちの品物を換金し、合計金額の最も多いプレイヤーが勝利。
手番数が少ない上に、価値を確認するアクションはすぐなくなるので、全部の価値を確かめることはできない。あとは他のプレイヤーが何を集めているかがヒントになる。そのため価値が高いとわかっていても、あからさまに集めると他の人も追随するだけでなく、価値を下げに来られるので控えめにしなければならない。最後どうなるか、蓋を開けてみてのお楽しみ。
1日目だけではあっけないという方に、この売上で再び仕入れて2日目(2ラウンド目)を行う追加ルールがある。売上が少なかった人も借金をして同じ数を仕入れることができ、借金は最後に返さなければならないが、1日目よりも流通量が増えてダイナミックな展開になる。
異世界アキンド
ゲームデザイン:フェイ/イラスト:Namiki
遊飲チャンネル&Wablues(2022年)
2~4人用/10歳以上/30~40分
通販:Wablues