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ダンジョンインメモリー(Dungeon in Memory)

今どこを歩いているのだろうか

ルートが行き止まりにならないよう覚えながら、タイルを重ねていく記憶ゲーム。愛知県岡崎市のボードゲームサークルメンバーが制作し、ゲームマーケット2022春で発表された。手のひらに収まる小箱に入ったスタイリッシュなゲームである。

手番には3枚の手札から、スタートタイルにつながるものを上に重ねて置く。ルートは矢印がついていて進行方向が決まっており、現在位置を頭の中でイメージしながら、次のタイルを出す。

そのうちに通路が行き止まりになると思ったらロストカードを出して抜ける。1人だけ残るか、山札も手札もなくなったら検証。出した順にスタートタイルから並べていって、本当に行き止まりだったら、その後最初にロストカードが出てきたプレイヤーが1ポイント。3ポイント先取でゲームの勝者となる。

記憶ゲームは苦手な人が多いが、記憶というよりも空間把握能力のゲームと言えそうだ。とはいえ1枚でも見落としたらいけないので、集中力はかなり必要。

上級ルールとして直前のタイルと同じパターン(右折なら右折、直進なら直進)になるリピートタイル(写真の”Re”)、スタートタイルから5マス離れたらロストになるルール、おばけが5回出たらロストになるルールなどがある。これらを全部入れてやってみたが、カオスになってイチかバチかでロスト宣言してみたら当たっていたというようなギャンブルもできて楽しい。

ダンジョンインメモリー
ゲームデザイン:四月一日カエル/アートワーク:TOPECONHEROES ダーヤマ
おかぼど制作部(2022年)
1~5人用/10歳以上/10~30分
通販:locogame

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ダイスプレイスメントで惑星開発競争『エイリアン・フロンティア』日本語版、7月1日発売

ケンビルは7月1日、『エイリアン・フロンティア(Alien Frontiers)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:T.ニーマン、イラスト:P.ブルジコウスキ&K.チャクロン&R.グラムス&M.マクスウェル、2~4人用、13歳以上、90分、11880円(税込)。現在、先行販売予約受付中(下記リンクにて)。

エイリアンのテクノロジーを使って惑星を開発するダイスプレイスメント&リソースマネージメントゲームで、オリジナルは2010年にクレバーモジョゲームズ(アメリカ)から発売された。当時、ゴールデンギーク賞で5部門(イノベーティブ、テーマ、ストラテジー、ファミリー、アートワーク)にノミネートされている。

手番には宇宙船ダイス(最初は3個)を振り、出目の条件に合うところに配置する。鉱山で鉱石を獲得し、太陽光から燃料を入手し、これらの資源をつかて新しい宇宙船やコロニーを建造する。宇宙人の技術でさまざまな特殊能力や特殊アクションが可能になり、コロニーのマジョリティで各地域のアドバンテージが得られる。

誰かがコロニーを全て配置したらゲーム終了で、コロニーや支配したエリアの点数、異星人技術カードのボーナスなどを合計して勝利点を競う。勝利点は累積ではなく、エリア支配の変更などで変動するので、勝敗の行方は最後までわからない。

エリアマジョリティが生み出すインタラクションと、個性的な特殊能力・アクションの駆使により、熾烈でドラマチックな惑星開発レースが楽しめる作品だ。

ケンビル:エイリアン・フロンティア日本語版