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質問して3つの数字を推理『トライコーダ』日本語版、12月上旬発売

数寄ゲームズは12月上旬、『トライコーダ(Code 777)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:A.ランドルフ&R.アボット、2~5人用、10歳以上、60分、6600円(税込)。

1985年にジャンボ社(オランダ)から発売されたランドルフ作品で、ダイスツリー(韓国)の2018年版に基づく日本語版。『ドメモ』のように、自分では見えない3つの数字を当てる推理ゲームだ。

数字タイルは1~7までで、数字の分だけ枚数がある。同じ数字でも色が異なるタイルもある。手番には山札からカードを引いて質問を読み、他のプレイヤーが答えたものをメモする。質問は23種類あり、「青の7と青以外の7はどちらが多いか?」「見えていないない数字はいくつある?」などで、答えを組み合わせることで自分の3つの数字がわかってくる。

3つの数字がわかったと思ったら発表して、正解すればコイン獲得。当たっても外れてもそのプレイヤーの数字がリセットされてゲームを続行し、3コイン獲得したプレイヤーが勝者となる。リセットするとそれまでの情報が変わり、難易度が上がる。『ドメモ』では物足りない推理好きに。


(写真は韓国語版)

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アークライト・ゲーム賞2024に『バザールの商人たち』

アークライトはゲームマーケット2024秋にて、アークライト・ゲーム賞2024の受賞作展示を行った発表した。最優秀賞には、交渉ゲーム『バザールの商人たち』が選ばれている。

ゲームマーケット大賞終了後に始まり、今年で5回目となるゲーム賞。過去2回のゲームマーケットで発表された作品の中から、アークライト社が商品化を念頭に評価・発表する。

面白い体験ができる、何度も繰り返し遊びたくなる、人に紹介したくなる、周囲の人が思わず遊びたくなる、普遍性がある、時流に合っているという基準で同社のボードゲーム制作部署のスタッフが選考。最優秀賞作品は、希望すれば同社から商品化される。これまでに製品化された最優秀賞作は『ドキッと!アイス』『ワードスコイ』『ミリメモリー』の3タイトル。

今回の最優秀賞『バザールの商人たち』は、実際に歩き回ってカードを交換し合う交渉ゲームで、移動しない露天商と移動する行商人にわかれ、露天商はマジョリティで、行商人はセットコレクションで得点を競う。ゲームデザイン:パーティ太郎、イラスト:やまざきおさむ、6~7人用、10歳以上、10~15分。現在のところ版元品切れ。

優秀賞・佳作は以下は次の通り。

【アークライト・ゲーム賞2024】
最優秀賞:バザールの商人たち(サイシュピール)

優秀賞:
オドマトペ(スズキモ団)
終わりから始まるクロニクルBOX(ミスボドゲームズ)
カペレ(TUKAPON)

佳作:
三国大風(サザンクロスゲームズ)
宙へ(よぐゲーム)
大行列(モノビーズ)
超五十六ゲーム(東京なかよしデザイン)
埴輪の商人(WY GAMES)
ふつうのゴーアウト(I was game)
偏見プロフィール(ゲーム工房カコムタク)
ぼくのくつしたどこいった(PaixGuild)
モットコイン(四等星)
モリノカエリミチ(アソビツクース)

アークライト・ゲーム賞2024