アンケート:ソロプレイ
コロナ禍で対人プレイが制限される中、多くのボードゲームで1人用ルールが付けられるようになっている。仮想の対戦相手を立てる「オートマ」など充実したルールもあり、数ページにわたることも少なくない。しかし実際のところ、どれくらいの人がソロプレイをしているのだろうか。ツイッターで707人の方から回答を頂いた。
ボードゲームのソロプレイ、どれくらいやってますか?
— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) September 2, 2022
アンケートでは、ソロプレイをほとんどしないという方が6割以上。私もそうであるが、1人で遊ぶならスマホゲームやコンシューマーゲーム、ボードゲームを遊ぶとしてもオンラインでの複数プレイという人は多いようだ。
ソロプレイをしているという4割弱の中でも、半数以上が対人プレイのほうが多いと回答した。対人プレイのために、ルールを確認したり、戦略を研究したりするのにもソロプレイは有用である。
ソロプレイ専門、またはソロプレイのほうが対人よりも多いという方は全体の約2割。少数派ではあるが無視できない数で、それなりの需要がソロプレイにはあることがわかった。対人プレイができない環境にあるという方もいるだろうが、ソロプレイ特有の魅力もあるのだろう。例えばいつでも好きなときに遊べる、いくら長考してもいい、途中で中断しても好きなときに始められるとか。Twitterでプレイ写真や成績をシェアするという楽しみ方もある。
ルールを翻訳していると、最近のソロゲームは本当によく考えられていると思う。ほとんど遊ばないという方も、遊んだことのあるゲームから、ちょっとテーブルにコンポーネントを広げてソロプレイしてみてはいかが。
今度は火星基地『ネメシス:ロックダウン』日本語版、10月6日発売
アークライトゲームズは10月6日、『ネメシス ロックダウン(Nemesis: Lockdown)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:A.クワピンスキー、イラスト・P.フォクソビッツほか、1~5人用、14歳以上、60~180分、27500円(税込)。独立型拡張で、単体でもプレイ可能。
2018年にレベル社(ポーランド)から発売された作品(日本語版は2020年)の続編。今度は同じポーランドのアウェイクン・レルムス社がキックスターターを経て製品化し、ゴールデンギーク賞でテーマ部門にノミネートされている。謎の宇宙生命体が蔓延する火星の秘密実験基地から生きて脱出することを目指しつつ、各プレイヤーには別々の目的があるという協力と裏切りのゲーム。
手札のアクションやアイテムを駆使して基地を探索し、脱出するための準備を進める。しかし各プレイヤーには秘密の目的があり、最後の最後で裏切らなければならないことも。
新要素として電力トークンやエレベーターを使用した移動、放射能が降り注ぐ火星表面の歩行などが組み込まれ、中でも「ナイトストーカー」と呼ばれる宇宙外生命体は、暗闇で最も脅威となるため、予備電源室などにある明かりの確保が生存の鍵となる。
精巧なフィギュアや、多彩なイベントがゲームへの没入感を高め、謎の生命体との遭遇やプレイヤー同士の裏切りなど、モンスターSF映画のような展開を楽しめる。前作のキャラクターやイントルーダーでプレイできるほか、ソロプレイルールも入っている。
内容物:ゲーム盤 1枚(両面仕様)、キャラクターボード 6枚、研究室ボード 1枚(両面仕様)、ナイトストーカー袋 1袋、ルームシート 2枚、スキャナー 1枚、ダイス 6個、カードホルダー 5本、ルームタイル 22枚、ルールブック 1冊、ミニチュア類 26体、カラーリング 6個、カード類 320枚、マーカー/トークン/留め具/スタンド類 245個、(追加ルール用コンポーネント)カード 54枚、ダイス 1個、トークン 10個