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2021年度の国内ボードゲーム市場は67億4000万円、矢野経済研究所

矢野経済研究所は5日、『アナログ(非電源系)ゲーム市場レポート 2022~ボードゲーム(ユーロゲーム)市場編~』を発刊した。主要7社を含む関連事業者への市場調査やゲームマーケットの規模に基づいて、2021年度のボードゲーム(ユーロゲーム)市場を67億4000万円と推計した。

国内のボードゲーム市場については、日本玩具協会による玩具規模市場調査の「ゲーム(一般ゲーム・立体パズル・その他、2021年は179億4100万円)」があるが、『人生ゲーム』や『オセロ』など大手を対象にしたもので、急成長していると言われる近代(ユーロ・ドイツ)ボードゲームについては、すごろくやが2015年の規模を30~40億円と推定したほかは明確なデータがなかった。

矢野経済研究所の今回のデータはアナログゲームを①クラシックボードゲーム・カードゲーム(伝統ゲーム~人生ゲームやウノまで)、②近代(ユーロ・ドイツ)ボードゲーム、③トレーディングカードゲーム(トレカ)、④パズルに分けた上で②近代に限定。アークライト、幻冬舎、ジーピー、すごろくや、ピチカートデザイン、ホビージャパン、ホビーベースイエローサブマリンの7社を含む関連事業者を調査すると共に、ゲームマーケットにおける同人ゲームの販売額も合わせて算出した。

この調査により、2021年度の国内ボードゲーム(ユーロゲーム)市場は67億4000万円と推定。2020年はステイホームによる市場拡大があったが、外出自粛ムードが薄れるにつれて持続せず、コロナ禍の影響による輸送量の減少や上海のロックダウン、円安やウクライナ戦争の影響による価格高騰がマイナス要素として挙げられている。

調査レポートでは年次推移や各社の個別調査結果の他、647名のモニターアンケート結果も掲載しており、ボードゲームユーザーの属性や趣味嗜好の特徴を知ることができる。

株式会社矢野経済研究所:アナログ(非電源系)ゲーム市場レポート2022 ~ボードゲーム(ユーロゲーム)市場編~
(この記事における引用については矢野経済研究所より許諾済)

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次々と変わる組み合わせ『カメさんのこうら』日本語版、9月30日発売

ジーピーは9月30日、『カメさんのこうら(Otti Panzerotti)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:V.チャーヴェス、2~4人用、3歳以上、20分、2530円(税込)。

『もぐらカンパニー』のチャーヴェスがデザインし、2005年にピアトニク社から発売された作品。今回のパッケージもピアトニク版に基づく。

3色のカメに取外し可能な3色のこうらがのっている。手番にはカードを1枚めくって、3匹のカメのいずれかと同じパターンの組み合わせだったら獲得し、違っていたら戻す。その後、こうらを好きなように交換して次の人へ。こうして先に規定枚数獲得したプレイヤーが勝者となる。

カメとこうらの組み合わせはたえず変わるため、覚えておくのは容易ではないが、こうらを自分が覚えているパターンに変えて、他の人が気付かなければ獲得できるだろう。小さいお子さんから遊べるが、ガチにもできるメモリーゲームだ。