スリーブと透明カードで多彩なキャラクター『3000人のならずもの』日本語版、10月上旬発売
ホビージャパンは10月上旬、『3000人のならずもの(3000 Scoundrels)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:C.コニエツカ、イラスト:D.アルディラ&M.ゲブレセラシー、2~4人用、12歳以上、60~90分、7150円(税込)。
『ザ・イニシアティブ』『開廷!脳内裁判』のコニエツカ/アンエクスペクテッドゲームズ(アメリカ)から今月発売されたばかりの新作。アメリカ開拓時代を舞台に、透明カードとスリーブの組み合わせによる多彩なキャラクターを使って未来の技術を集めるウェスタンSFのエンジンビルドゲーム。
手番には手札のトランプカードをプレイヤーボードにプレイし、その数字に対応するアクションを行う。酒場にいるならず者を雇えば、同じ数字でできることが増えていく。トランプカードは裏向きに出すので嘘をついてもよいが、他のプレイヤーにバレると評判が下がる。
場にはタイムトラベラーが遺した未来の技術が15枚、金庫として伏せられており、アクションで中身を見てお金でマークしたり、盗んで自分のものにしたりする。3ラウンド終了後、獲得した未来の技術のポイントと、そこにマークしたお金の一致ボーナスで勝敗を競う。
タイトルにもなっているならず者は透明カードとスリーブの組み合わせで3000通りになり、毎回異なる組み合わせでゲームに登場する。各プレイヤーはその中から5人まで雇うことができ、強力なコンボを組めれば、ゲームを有利に進められる。どんなならず者が登場するかによって、ゲームの展開や戦略が大きく変わる。
内容物:透明カード 60枚、カードスリーブ 66枚、カード 108枚、トークン 82個、ゲームボード 1つ、リーダーシート 4枚、ルールブック 1部、リーダーシート 4枚
アンエクスペクテッドゲームズ:3000人のならずもの(日本語)
ダイスを振ってイモムシ集め『ヘックメック』日本語版、9月5日発売
メビウスゲームズは9月5日、ダイスゲーム『ヘックメック(Heckmeck am Bratwurmeck)』日本語版を発売した。ゲームデザイン:R.クニツィア、イラスト:D.マテウス、2~7人用、8歳以上、20~30分、2000円(税込)。
鳥たちが焼きイモムシを奪い合うダイスゲームで、オリジナルは2005年にツォッホ社(ドイツ)から発売された。長らく輸入版が流通していたが、人気のロングセラーとして日本語版が発売されることになった。
手番には8個のダイスを振り、1種類を選んで取り出し、残りを振り直すことができる。その合計以下のイモムシタイルを中央から取って得点とする。中央のタイルがなくなったらゲーム終了で、獲得したタイルのイモムシの数を競う。
ダイスは同じ目を2回選べない上に、イモムシを必ず入れて置かなければならず、振り直したときに取れるダイスがなければ手番失敗となってしまう。また、中央から取ったイモムシタイルも、他のプレイヤーから横取りされるおそれもあり、新しいタイルを重ねて防御しなければならない。
中央や他のプレイヤーの手元にあるタイルを観察しつつ、ダイスを振るのを止めるか、リスクを冒して振り続けるか決断しなければならない。運試しもありながら、悩ましい判断に迫られる作品だ。