高田馬場ボードゲーム読書会100回を迎える
高田馬場ブリッジセンターにて月に1回ペースで行われているボードゲーム読書会が、9月23日をもって第100回を迎えた。毎月第4金曜日の20時から高田馬場ブリッジセンターにて(オンライン参加も可能)、参加費200円。
ボードゲーム読書会はボードゲームの洋書をみんなで読もうという趣旨で草場純氏や沢田大樹氏らによって2014年7月にスタート。2012年ころから行われていた有志の読書会と、草場氏が開いていた遊戯史学会の分科会と、岡和田晃氏(評論家・TRPGデザイナー)のアナログゲームスタディーズが合流するかたちで高田馬場ブリッジセンターを会場に継続してきた。
『The Oxford History of Board Games』『図書館とゲーム』『ゲームメカニクス大全』『コボルドのボードゲームデザイン』など、洋書和書を問わずこれまで50冊以上に取り組み、その成果はウェブサイトにまとめられているほか、設立当初に読まれていた『Eurogames』は2021年に翻訳版が刊行されている。
参加者は毎回6~12名、オンラインで3~7名。課題図書を読んでこなくても参加でき、すぐ脱線してゲーム雑談会になるゆるい会なので、誰でも大歓迎だという。参加方法はウェブサイト参照。
ゲームマーケット2023大阪、開催見合わせ
ゲームマーケット事務局は22日、公式サイトにてゲームマーケット2023大阪の開催を見合わせると発表した。再開の見通しはなく、2012年から始まった関西でのゲームマーケットは、コロナ禍による2回の中止を経て休止となる。
開催でのゲームマーケット開催は2012年大阪から始まり、1500人だった参加者は2019年には6900人まで増えていたが、2020年に新型コロナウィルスの感染拡大により急きょ中止。2021年には出展者がなかなか集まらず、有志の呼びかけによりぎりぎりでの開催となったものの参加者は4500人にとどまり、さらに2022年にはオミクロン株の急増により2回目の急きょ中止を余儀なくされた。
今回見合わせた理由について事務局は「過去の経験を踏まえたとき、2023年の2~3月に関西でこうした規模のイベントを開催できるのか、不安の方が大きかった」といい、新型コロナウィルスの感染が収束しない状況での出展者や参加者の伸び悩みを示唆している。一方、「また状況が許すようになれば、いずれ関西での開催を再開できたら」ともいい、再来年以降の開催に含みをもたせた。
東京での開催は秋が10月29~30日、春は2023年5月13~14日、いずれもお台場の東京ビッグサイトにて。