ゲームマーケット2023大阪、開催見合わせ
ゲームマーケット事務局は22日、公式サイトにてゲームマーケット2023大阪の開催を見合わせると発表した。再開の見通しはなく、2012年から始まった関西でのゲームマーケットは、コロナ禍による2回の中止を経て休止となる。
開催でのゲームマーケット開催は2012年大阪から始まり、1500人だった参加者は2019年には6900人まで増えていたが、2020年に新型コロナウィルスの感染拡大により急きょ中止。2021年には出展者がなかなか集まらず、有志の呼びかけによりぎりぎりでの開催となったものの参加者は4500人にとどまり、さらに2022年にはオミクロン株の急増により2回目の急きょ中止を余儀なくされた。
今回見合わせた理由について事務局は「過去の経験を踏まえたとき、2023年の2~3月に関西でこうした規模のイベントを開催できるのか、不安の方が大きかった」といい、新型コロナウィルスの感染が収束しない状況での出展者や参加者の伸び悩みを示唆している。一方、「また状況が許すようになれば、いずれ関西での開催を再開できたら」ともいい、再来年以降の開催に含みをもたせた。
東京での開催は秋が10月29~30日、春は2023年5月13~14日、いずれもお台場の東京ビッグサイトにて。
小型ドラゴンで商売繁盛『フレイムクラフト』日本語版10月14日発売
ケンビルは10月14日、『フレイムクラフト(Flamecraft)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:M.ヴェガ、イラスト:S.タン、1~5人用、10歳以上、60分、通常版6930円(税込)、デラックス版11990円(税込)。先行販売予約は9月26日まで。
カードボードアルケミー(アメリカ)がキックスターターを経て今年発売する作品。キックスターターでは200万ドル以上(約3億円)を集めた注目作だ。魔法の王国でドラゴン使い「フレイムキーパー」となって、アイテムを集め、お店にドラゴンを派遣し、みんなの町を豊かにするリソースマネージメントゲーム。
手番にはボード上のお店のいずれかに自分のコマを移動させ、そのお店でリソースを獲得するか、リソースを支払って魔法をかける。お店にはドラゴンカードをプレイでき、訪れたお店で働いているドラゴンの効果でさまざまなアドバンテージが得られる。
ドラゴンによって派遣できるお店が異なるところがポイント。自分が使いたい魔法に必要なリソースを他のプレイヤーよりも先に取られないように考えて派遣しなければならない。ゲームが進むにつれてお店が増え、町が広がっていくと選択肢も増える。
魔法をかけるとそのお店で得られるリソースが増えるほか、働いているドラゴン全ての効果が発動する。山札がなくなったら最終ラウンドで、魔法をかけたときなどに得られる名声ポイントで勝敗を決める。ソロモードでは指定された条件で目標点を達成することにより、新しいチャレンジができるようになっている。
お店で働く小型ドラゴンのかわいいイラストも世界観を引き立てる作品。デラックス版ではドラゴンのミニチュアやメタルコインが付属する。
(写真はデラックス版)