お題一新、チーム戦モードも『ito レインボー』12月15日発売
アークライトゲームズは12月15日、『ito レインボー』を発売する。ゲームデザイン&イラスト:326(ナカムラミツル)、2~14人用、5~15分、8歳以上、2200円(税込)。拡張セットではなく、単独でプレイできる。
累計発行10万部超、発想力と会話の楽しさで定番となった『ito』の新バージョン。自分に配られた数字カードをお題に沿った言葉でたとえて、小さい順に並べる協力ゲームが、インスタ映えするコンポーネントと、新しいゲームモードでもっと楽しくなる。
協力プレイで遊ぶ基本モード「クモノイト2.0」のほかに、チーム戦の「ニジノイト」ルールが追加。1分という制限時間で、よりミスを少なくすることを目指す。このルールにより、最大プレイ人数は14人まで対応できるようになった。
お題は「魔王になって考えよう こんな勇者はイヤだ」「仕事に必要な能力」「猫になって考えよう 心地のいい場所」「幸せを感じること」など、よりバラエティに富んだ120問。お題フレーム、誰がどのカードを出したかわかるクリスタルコマ、小さく持ちやすくなった数字カードと、コンポーネントにもこだわっている。
内容物:数字カード 100枚(サイズ:44×63mm)、ゼロタイル 2枚、お題カード 20枚(120問)(サイズ:63×88mm)、お題フレーム 1枚、クリスタル 28個(7色×4個)、砂時計(1分) 1個、誓いカード 1枚(サイズ:63×88mm)、説明書 1枚
ito レインボー(ito Rainbow / 326 / アークライト, 2022)
配られた数字をお題で表現して昇順に並べることを目指す協力ゲーム。100まであるので、1番違いで当たると嬉しい。写真のお題は「使ってみたい魔法」(0は使いたくない)。30は「下痢になる」、31は「野良で死んだ動物を食べれる」でした。 pic.twitter.com/MIp1ZIHELs— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) January 31, 2023
シルバーマイン(Silver Mine)
最後に笑う者が最もよく笑う
一番最後にゴールにたどり着くことを目指すダイスゲーム。今年生誕100周年を迎えた故アレック・ランドルフの作品で、1992年にアミーゴ社(ドイツ)から発売された『カランバ!』をプレイテ(韓国)がリメイクした。コンパクトになっただけでなく、金銀のコマがついて豪華になった。
各自スタート地点を決めたら(正直どこでもあまり関係ない)ゲームスタート。ゴールに近い人からダイスを振り、自分のコマを進めるのだが、1番近い人は1個だけ振るのに対し、2番目は2個、3番目は3個というようにダイスが増えていく。後ろの人はものすごい勢いで進むので、ゴール間際まで抜きつ抜かれつのカオスになる。
ゴールしたら金塊を支払い、最後にゴールした人が総取りする。先にゴールするほど支払いは少なく、最後のデッドヒートで先にゴールしてしまった人の支払いが一番高い。粘って大損するよりも、早々に諦めて損害を最小限に抑える判断も必要だ。
金塊を支払ってダイスを減らすこともできるが、コースに設置された落とし穴や、他のプレイヤーのいるマスに止まればまた振らなければならないから、支払った金塊が無駄になるかもしれない。ダイス目に「0」があるので、それが出ることを祈って気合を入れてダイスロールする。ゴール前のデッドヒートは激しく熱い。
ラウンドが進むにつれて支払額が上がり、破産者が出たらゲーム終了(破産者が出なければ規定ラウンド数で終了)。人生山あり谷あり、最後はドラマチックな結末が待っている。
Silver Mine
ゲームデザイン:A.ランドルフ/イラスト:W.ジル
プレイテ(2022年)
2~6人用/7歳以上/30~45分
ホヌゲームズ:シルバーマイン