バーストとオークションのカードゲーム『TEN』日本語版、10月14日発売
コロコロ堂は10月14日、『TEN(テン)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:M.ジョンソン&S.スタンケウィッチ&R.メルヴィン、イラスト:S.スタンケウィッチ、1~5人用、10歳以上、15~30分、2750円(税込)。
オリジナルはAEG(アメリカ)から2021年に発売され、ゴールデンギーク賞のライトゲーム部門にノミネートされた作品。運試しとオークションによるセットコレクションゲームだ。
手番にはカードを1枚ずつめくって、1~9の数字の合計から、1~5のコインの合計を差し引いたものが10以下か、コインの合計が10以下のうちにやめれば、めくった数字カードかコインを獲得できる。11以上になったらバーストで、バーストトークンと3金だけもらって手番終了となる。バーストしていなければさらにコインや不要なカードを支払って場札のカードを1枚購入できる。
カードをめくった時、黒のワイルドカード(数字か色が何にでもなる)が出たら中断してオークションとなる。時計回りにコインや不要なカードで入札し、最高額のプレイヤーがそのワイルドカードを獲得する。山札がなくなったラウンドでゲーム終了となり、色ごとに最も多く連番になったカードの枚数(1~9コンプリートで10点)で勝敗を決める。
カードめくりの緊張感に、時々挿入されるオークションが趣向を変え、カードを取るかコインを取るかで頭を悩ませる作品だ。
『キャントストップ』をリメイク『マザーロード・ルート66』日本語版、10月4日発売
ふるりん本舗は10月4日、『マザーロード・ルート66(The Mother Road: Route 66)』日本語版を発売した。ゲームデザイン:S.サクソン&R.スード、2~4人用、9歳以上、20~40分、7210円(税込)。
S.サクソンの名作『キャントストップ!』(1980年)をイーグル・グリフォンゲームズ(アメリカ)が今年リメイク。ボードがよりレースらしくなったほか、2位でも得点できるようになり、新しい戦略が生まれるとともに3人以上でも楽しめる。
手番には4個のダイスを振って、2つずつ組み合わせて2種類の数字を作り、そのコースの車を進める。再びダイスを振って車を進めることができるが、車の台数には限りがあり、進められる車がないとバースト。その手番に進んだ分はなくなってしまう。ダイス運だけでなく、他のプレイヤーとの駆け引きの上手さも試される。
オリジナルは1974年に発表された紙ペン版の『グレート・レース(The Great Races)』も付属する。また5人プレイが可能となる『ピンクキャデラック拡張』も同時発売となる。