バッグビルドで患者治療『クアックサルバー ザ・デュエル』日本語版、2月7日発売
アークライトゲームズは2月7日、『クアックサルバー ザ・デュエル(Die Quacksalber von Quedlinburg: Das Duell)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:W.ヴァルシュ、イラスト:D.ローハウゼン、2人用、10歳以上、45~60分、4620円(税込)。
2018年にドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞したバッグビルドゲームを2人専用にアレンジし、今春発売された。クエドリンブルクの魔法医師たちが、ギルドマスターの跡目を競って患者を治療する。
毎ラウンド、まずコインを振ってボーナスを選んだ後、薬袋から薬材チップを1枚ずつ引いて薬ビンボードに配置する。薬材チップは9色あり、さまざまな効果を持っている。白以外の薬材を3枚引くか、白い薬材がたまって爆発するか、適度なところでやめたら薬づくりフェイズ終了で、薬剤をアップグレードしたり、新しい薬剤を仕入れたりする。
効果の中で11人の患者を自分の側に移動させるものがあり、2人のプレイヤー間で取り合う。こうして先に6人の患者を治療するか、7ラウンドでより多くの患者を治療したプレイヤーが勝者となる。患者を手固く進ませるか、それともリスク承知で一気にゴールさせるのか、度胸と冷静な判断が求められる。
内容物:マーケットボード 1枚、薬材解説カード 15枚、材料チップ 170枚、ラウンドカード 23枚、ボーナストークン 5個、ボーナスコイン 3枚、診療テント 2枚、患者コマ 11個、市長コマ 1個、金トークン 25個、5金トークン 5個、薬袋 2枚、薬ビンボード 2枚、ルール説明書 1冊、解説シート 1枚(カードサイズ:75mm×105mm)
共通デッキビルドで宮廷競争『フォー・ア・クラウン』多言語版1月下旬発売
ホビージャパンは1月下旬、『フォー・ア・クラウン(For a Crown)』の日本語を含む多言語版を発売する。ゲームデザイン:M.ランブール、イラスト:P.マファヨン、3~5人用、8歳以上、30分、6600円(税込)。
ルポ・プロドゥクシオン(ベルギー)の年明けの新作で、日本語・英語・タイ語の3ヶ国語同梱となっている。自分に都合の良い傭兵を雇って宮廷内の影響力を高め、王座を目指す共同デッキビルドゲーム。全員で1つのカードデッキを作る中に、陰謀と裏切りが渦巻く。
影響力の高いプレイヤーから順に、さまざまな能力を持つ傭兵1枚をお金(またルビー)で雇い、自分のカードスリーブをつけて裏向きで共有デッキに置く。全員が傭兵を置いたら、共通の山札としてシャッフルし、上から1枚ずつ公開し、自分の傭兵がめくられたらその効果を受け取る。
効果はルビーの獲得、他プレイヤーからのルビーの泥棒、宮廷内での影響力アップ、他プレイヤーの悪評など。カードがすべてめくられたらラウンド終了で、前のラウンドのカードに付け足し、みんなでデッキを構築していく。4ラウンドで最も多いルビーを獲得したプレイヤーが勝者。
現在の影響力の順位を参照するカードもあり、他のプレイヤーの思惑を読み、どのカードを自分のものとしてデッキに送り込むのかの駆け引きと、何が起こるかわからない運の要素が楽しめる。
内容物 カード 62枚、カードスリーブ 32枚、宝箱 7つ、肖像駒 5個、ボード 1枚、ダイス 1個、トークン 115枚、タイル 11枚、ルールブック 1冊