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「マーダーミステリーミニ」第9弾『別荘殺人』2月17日発売

グループSNE/cosaicは10月29日、少人数で遊べる「マーダーミステリーミニ(MMM)」シリーズの第9弾『別荘殺人』を発売する。ゲームデザイン:秋口ぎぐる、アートワーク:TANSAN、5~6人用、15歳以上、60分、2200円(税込)。

少人数・短時間で遊べるMMMシリーズの最新作。6人までプレイできるのはシリーズ初となる。『死体と温泉』『廃城の錬金術師』『5人の銀行強盗』『キャンプ場の殺人鬼』など数多くのマーダーミステリー作品を発表してきた秋口ぎぐる氏のデザインで、全裸死体で見つかったグルメライター殺人事件の真相を探るという、少しブラックな大人のマーダーミステリーが楽しめる。

複数のレストランを経営するオーナーシェフ・小西幹典は離島の別荘に親しい友人や仕事の関係者らを招き、くつろいだひとときを過ごしていた。だが翌朝、ワインセラーの中で、若手グルメライター・御手洗和志の全裸死体が発見される。近くには血のついたハンマー。近辺ではしばらく前から空き巣事件が続発しているという。これはその犯人の仕業なのか? だがなぜ被害者は全裸だった……?

オーナーシェフの元弟子やアシスタント、その恋人である刑事、IT社長、セレブ妻といった癖のある登場人物たちの事情が複雑に絡みあい、やがて衝撃の展開が待ち受ける。

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ファーストラット(First Rat)

月へのラットレース

月はチーズでできていると思ったネズミたちがガラクタでロケットを作って宇宙を目指すセットコレクション&レースゲーム。序盤は少しずつしかもらえなかったアイテムが、コースが進んでネズミも増えて、特殊能力までついてどんどん増えていくのが気持ちいい。

手番には自分の色のネズミコマを進めて、移動先のマスのアイテムをもらう。進むマス数は自分で決める。1匹なら5マスまで。2匹以上なら3マスまで、ただし進んだネズミが同じ色のマスに入らなければならない。移動先にほかのネズミがいればチーズを支払う。運の要素はないけれども、手が詰まるということはないので気楽にプレイできる。

集めたアイテムはセットでロケットの部品となり、先に作った人ほど得点が高い。そのため1回の手番で取れるアイテムをどれだけ増やせるかがカギである。アイテムは複数のネズミで同じ色に入るほか、電球のマスで電球を進めたり、バックパックを買ったりすることで増やすことができる。

コースの下に小さいネズミが周回するコースがあり、リンゴのマスでネズミが進み、永続的な特殊能力や追加のネズミが得られる。こちらも一度にたくさん進めばお得。どこに力を入れてブーストをかけるかは、特殊能力によって方針が決まる。特殊能力はアイテム一つ少なくても部品を作れる、赤と緑のマスは同じ色として扱う、複数のネズミを進めるとき4歩まで進めるなど、ブーストを手助けしてくれる。

得点条件を満たすたびに置くキューブがなくなるか、ネズミをすべてゴールさせればゲーム終了で、得点を合計して勝敗を決める。終盤は、特定のものが勝利点になる王冠を取ってラストスパートをかけよう。

移動先にいるネズミへのチーズの支払いや、バックパックや特殊能力の早取り競争はあるが、得点方法は多岐にわたるため、最後までのびのびプレイできる。大量得点のチャンスをうかがいつつ、臨機応変に進めたい。

First Rat
ゲームデザイン:G.アウシエロ&V.ギグリ/イラスト:D.ローハウゼン
ペガズスシュピーレ(2022年)
1~5人用/10歳以上/30~75分
ゲームストア・バネスト:ファーストラット