大理石の建物で街を彩る『カッラーラの宮殿』日本語版、3月20日発売
ふるりん本舗は3月20日、『カッラーラの宮殿(The Palaces of Carrara)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:W.クラマー&M.キースリング、イラスト:F.フォーヴィンケル、2~4人用、10歳以上、90分、9460円(税込)。初版ルールで遊べる「レトロパック」も同時発売。
ハンス・イム・グリュック(ドイツ)から2012年に発売され、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた作品を2022年、ゲームブルワー(ベルギー)がリメイクした。コンポーネントが豪華になったほか、装飾品の使い方と得点システムのルールが修正され、さらに上級ルールが加えられている。
イタリアのトスカーナ地方を舞台に、名家の当主となり、石切場から切り出された大理石で建物を建造し、装飾を加え像を配置して6つの都市を彩り、勝利点を競う。
手番には石材の購入か、建物の建造か、建造した建物の決算を行う。ホイール式で値段が変わっていく石材を購入し、必要な石材を支払って場にある建物を建造する。決算では場所か建物の種類で行い、高価な石材を使ったものほど勝利点や収入が大きくなる。
上級ルールでは自分の街に銅像を建てることができるようになり、エリアマジョリティによる勝利点と収入を増やすことができる。10年の時を経て甦った悩ましいユーロゲームだ。
ネズミたちは宇宙を目指す『ファーストラット』日本語版、3月下旬発売
ホビージャパンは3月下旬、『ファーストラット(First Rat)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:G.アウシエロ&V.ジーリ、イラスト:D.ロウハウゼン、1~5人用、10歳以上、30~75分、6600円(税込)。
ガラクタ置き場のネズミたちがチーズの月を目指すレース&セットコレクションゲーム。イタリア人コンビがデザインし、ペガズスシュピーレ(ドイツ)から2022年に発売された。日本では輸入版が遊ばれ、話題となっている。
各プレイヤーは、最初は2匹のネズミでガラクタ置き場の道を進み、建造材料や電球やリンゴの芯やチーズを集める。建造材料を集めてロケットの部品を建造し、電球で電飾ケーブルを進めて将来の収入を増やす。リンゴの芯は巣穴でネズミの数を増やしたり、特殊スキルをもたらすコミックを獲得したりするのに使う。コースの途中にはカエルやカラスなどの協力者が店を開いていて、便利アイテムをチーズと交換してくれる。
こうしてロケットの部品やチーズの寄付、ゴールまで進んでロケットに乗ったネズミなどが得点になるが、いずれも先にできるほど得点が高い。最後は最もポイントの高いプレイヤーが月面に最初の一歩をしるす。
コースのアイコンはゲームごとに変更可能で、その都度戦略も変わる。ソロプレイでも楽しむことができる宇チュー開発ゲームだ。
内容物:ゲームボード 1枚、木製ネズミ 22匹、カード 22枚、木製コマ 74個、タイル 258枚、得点シート 1部、早見表 5枚、ルールブック 1部、付録シート 1枚