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災害対応ゲーム『クロスロード』

災害時の対応をゲームで学ぶ 鯖江で研修会(北陸中日新聞)
鯖江市で一般市民を対象とする災害ボランティアの研修会が開かれ、災害時の対応を学ぶカードゲーム『クロスロード』を使い、とっさの判断の是非を学んだ。
このカードゲームは、大学の先生が開発したもので昨年のエッセン・国際ゲーム祭にも出展された(エッセン国際ゲーム祭2006〜日本からの出展編)。いわゆる「教育ゲーム」というジャンルに属するゲームで、娯楽のためのゲームとは楽しさの質が異なるけれども、ただ漫然と講演を聞くのに比べ、参加者が主体的・積極的に取り組めるというメリットがある。
ゲームは設問を読み、参加者が「イエス」か「ノー」を一斉に回答するというシンプルなもの。多数派を予想して答える『フラッシュ』※1型ゲームと、自分の答えを正直に答える『プライバシー』※2型ゲームがあるが、いずれにしても回答後に自分の回答の根拠をお互いに述べ合うのが特徴だ。
記事に紹介されている設問は「避難所に家族同然の飼い犬を連れて行くか」「避難情報が出たが、1家族だけ姿が見えない。探しに戻る?」だが、このほかに援助物資が足りないときや、火葬のキャパシティを上回る犠牲者が出たときなど、重いテーマの設問もある。阪神大震災で本当にあった出来事から取られているといい、実際に経験がある参加者が思い出して泣いてしまったというエピソードもある。
『クロスロード』には、どちらが正解かはっきり分からない問題が並ぶ。参加者はそのジレンマに悩みながら、あとどういう情報があればよりよい答えを出せるかというシミュレーションができるという。非電源ゲームの、新たな可能性を探るものとして注目しておきたい。
※1『フラッシュ』……お題を決めて連想する答えを書き、一斉に公開。同じ答えが多いほど得点が高い。紙と鉛筆があればできるお手軽なコミュニケーションゲーム。ボードウォーク・コミュニティー『フラッシュ』
※2『プライバシー』……きわめて個人的な問いにこっそり、しかし正直に回答し、回答数を予想する。こっそり回答できる布袋がポイント。メビウスゲームズ『プライバシー』

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「ごいた」商標登録へ

石川県能登地方に伝わる伝統遊戯「ごいた」が、このたび地元の保存会によって登録商標化されることになった(北國新聞「ごいた」を商標登録へ 伝承遊びの全国普及目指す)。
「ごいた」は将棋に似たコマを使い、2人1組でチームを組んで手持ちのコマを早くなくすゲーム。能登地方の宇出津というところで明治時代に生まれ、漁師の間で遊ばれてきたという。平成11年に保存会が結成され、大会や講習会が開かれている(奥能登オヤジのログハウス 「ごいた」入門)。
今回の登録商標化は、近年東京の愛好家が注目し、コマをカード化するなど遊びやすくするための提案してきたのを受けたもの。費用は町内の企業や団体から寄付を募って集めた。「ごいた」の普及とともに、能登町の名前の宣伝にもなりそうだ。
青森県津軽地方に伝わるカードゲーム「ゴニンカン」と同様、日本の地方に伝わるアナログゲームが地元の保存会によって保存され、都内の愛好者によってウェブなどを通じて全国に広められてきている。日本のどこかに、見知らぬゲームがまだまだ眠っているかもしれない。