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オイルタウン(Oil Town)

石油採掘は配置パズルとダイスロール

oiltown

地下から石油が通るように9枚のカードを並べ、振ったダイスを配置して石油を流すカード配置&ダイスロールゲーム。ライプツィヒ在住のドイツ人デザイナーと日本人イラストレーター夫婦が制作した作品の第1弾で、クラウドファンディングサイトThe Game Crafterで製品化された。同人作品感のあるドイツゲームである。

地上、地中、石油脈の3種類のカードから9枚を引き、できるだけつながるように自分の前に並べる。うまくつながらなければ引き直しができるが、その場合は手札を他のプレイヤーに渡さなければならず、受け取ったカードはダイス目の変更に使えるため若干有利になってしまうがそうも言っていられない。このカード配置がパズルチックで悩ましいところである。

その後で14個のダイスを振ってカード上に配置するが、写真のように±1でないと石油は流れない(カードにはダイス目が予め描かれているところもあり、これが配置が悩ましい理由である)。狙い通りに出なかったダイスは、ダイスかカードを捨てて振り直したり変更したりするか、助っ人カードの上において効果を使う。

カード配置も完璧、ダイス目も何とか揃って石油が通ると、通ったカードの枚数だけ得点になるほか、水平方向で通っていればボーナス点となる。得点源はこれだけで、10点前後取れればいいほう。規定点に達するまでラウンドを繰り返す。

同時進行でプレイヤーインタラクションはほぼなく、ベストな配置で各自悩む。いいカードが引けるとも、いいダイス目が出るとも限らない限らないが、他プレイヤーからもらったカードや、助っ人の能力で何とかつなげられたときは気持ちいい。

Oil Town
ゲームデザイン:J.アントン/アートワーク・J.弥生
ピオゲームズ、2023年
1~4人用/12歳以上/45~60分
The Game Crafter:Oil Town

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ピクセルアートのロボット対戦ゲーム『チャージ&スパーク』5月13日発売

chargesparkピチカートデザインはJELLY JELLY GAMESのブランドで5月13日、ゲームマーケット2023春を皮切りに『チャージ&スパーク』を発売する。ゲームデザイン:高津勇星、秋山昂亮、アートワーク:斉藤穂、2人用、6歳以上、15分、1650円(税込)。

同日発売となる『レンレン』と同様、ユトリオの2人が制作したオリジナル作品。20xx年のネオサイバーセタガヤシティを舞台にしたロボット対戦ゲームだ。

手札からカードを1枚選んで同時に公開し、「チャージ」「バリア」「スパーク」などの効果で攻防を繰り広げる。先に相手のライフタイルを全て裏返すか、ゴールマスまで先に辿り着いたら勝利。

アートワークはボックスからコンポーネントに至るまで、当時のピクセルゲームを参考に平成レトロの雰囲気をもたせた2人用ゲームだ。

内容物:カード 16枚、タイル 26枚、ボード 2枚、日本語説明書1部

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