スペイン年間ゲーム大賞も『アグリコラ』
スペイン年間ゲーム大賞(Juego de mesa del Año en España)選考委員会は、2008年の大賞とノミネート作品を公式サイトで発表した。今年4回目となる大賞には『アグリコラ』が選ばれ、ドイツゲーム賞、国際ゲーマーズ賞に続く3つ目の栄冠に輝いた。
これまでに『チケットトゥライド』、『ロストシティ』、『大聖堂』と受賞してきたスペイン年間ゲーム大賞。今年はカードゲーム、ダイスゲーム、パーティゲームとさまざまな顔ぶれでノミネートされた6タイトルの頂点に『アグリコラ』を選んだ。ドイツでは昨年に発売された作品だが、各国語版が次々と発売されており、これからも他国での受賞が期待される。
【スペイン年間ゲーム大賞2008】
大賞:アグリコラ(Agricola / U.ローゼンベルク)
ノミネート:バウザック(Bandu / K.ツォッホ)
〃 :キングスブルク(Kingsburg / A.チャルヴェジオ、L.イエナコ)
〃 :タイムズアップ(Time’s up! / P.サーレット)
〃 :ニムト(iToma 6! / W.クラマー)
〃 :ウボンゴ(Ubongo / G.レヒトマン)
・Juego de mesa del Año en España:JdA 2008
朝日新聞にボードゲーム記事
朝日新聞は11月15日の朝刊生活面(33ページ)で、ボードゲームの記事を掲載した。「みんなでわいわい楽しめ、遊び力がつく」として、子供への教育効果が取り上げられている。
登場するのは東京おもちゃ美術館のおもちゃフォーラム、おもちゃフォーラムでボードゲームコーナーを担当するNPOゆうもあ、ギガミックの製品を出品するキャストジャパン。個別のゲームタイトルでは「スティッキー」、「カヤナック」、「すすめコブタくん」、「コリドール・キッズ」、「ピロス」、「バックギャモン」、「投扇興」などが言及されている。
ゆうもあ理事の北村忠宏氏は「相手の顔色を見ながら、時にはうそをつく。家族に失われがちな対話の機会を増やせる」とコメントし、おもちゃ美術館館長の多田千尋氏は「コミュニケーション力もつくから、アナログなゲームをもっとはやらせたい。やり出したら夢中にならないはずがない」とまとめている。
これまでボードゲームがメディアに取り上げられるときは、「懐かしの」という枕詞がつくことが多かったが、今回の記事に懐古調はない。ボードゲームが新たな見方で捉えられることが多くなったようだ。