フランスの新作人気は『スモールワールド』
フランスのゲームデザイナー、B.フェデュッティ氏は毎年恒例のゲーム会「ルドパティック」(Rencontres Ludopathiques)を開いた。氏の知人が3日間にわたって寝る間も惜しんで遊び通すこのゲーム会は今年で15回目になる。
レポートによると、今年最も多く遊ばれ人気があったゲームは『スモールワールド』、『バトルスター・ギャラクティカ』、『ヴァルドラ』の3作品。続いて長いゲームの気分転換によく遊ばれたのが『ダイスタウン』、『魔法のラビリンス』、『呪いのミイラ』だったという。
またレポートでは同系統の作品が比較されていて面白い。磁石を使った『魔法のラビリンス』と『呪いのミイラ』はどちらも人気で引き分け、配達ゲームの『ボンベイ』と『ヴァルドラ』は後者に軍配が上がり、ソロプレイゲームの『ダイスビンゴ』と『フィット』は前者に人気が集まった。
そのほか、ゲームデザイナーたちの試作品も多く遊ばれ、意欲的な作品が散見されたという。
ここでも『ドミニオン』は遊ばれているが、ダントツ人気だったドイツの新作ゲーム会ほど席巻していない。両方のゲーム会に共通して人気だった『ヴァルドラ』が注目される(日本では国内未発売)。
・Bruno Faidutti:XVèmes Rencontres Ludopathiques
ヤフオク
引越しでボードゲーム棚に入りきらなかったものを、ヤフオクなどで少しずつ放出している。
ヤフオクは利用料こそ大したものではないが、写真を撮り、紹介文を書き、落札者と連絡を取り、振込みを確認し、1つ1つ梱包して発送する手間がかかる。まとめて送ったら査定して買い取ってくれる中古業者があったらと思う。
でも、ヤフオクの醍醐味は同じ愛好者と交流できる点にある。いまどきブログに書き込むことが少ないので、「サイト見てます」とか、「更新楽しみにしてます」と書いてもらえるのは嬉しい。
ここから知り合いになった人も少なくない。マイナーなのに、人数がいないと遊べないボードゲーム。世界は狭く、今回も落札者の3割は実際に会ったことのある知り合いだった。そんな中で新しい同好の士が見つかるのは貴重である。
1箱分くらい送ったのに、相変わらず棚はいっぱいいっぱい。ヤフオクのお世話になる日もまた近そうだ。