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ゲームデザインとメイキング研究会

国際ゲーム開発者協会日本の同人・インディーゲーム部会は、7月11日(土)13:30から東京の文京学院大学にて「ゲームデザインとメイキング」について研究会を開く。参加費1500円(懇親会+3000円)。
商業ゲーム関係者にとって、インディーズゲームは「ゲームデザイン・技術・表現形態などでクリエイターのアイデアが表に出てきやすい」ものとして注目される。そこでインディーズゲーム開発者が「アイデアや技術的チャレンジをゲームでどう表現し実現するか」について講演し、「クリエイターの個性とゲームバランスと製作工程をいかに調和させるか」についてのディスカッションを行うのが狙い。
講演はそれぞれ30分程度の内容で小山友介氏(芝浦工業大学)「商業ゲームの保守化とインディーズゲームへの期待」、muracha氏(Easy Game Station) 「画面作りから見るゲームメイキング」、isao氏(神奈川電子技術研究所)「あかんゲーム と ええゲーム」 、小川幸作氏(チームグリグリ)「メンバーの個性を生かすゲーム作り」、OMEGA氏(OMEGA)「ゲームルールをデザインするね」 、おにたま氏(オニオンソフトウェア) 「HSPプログラムコンテストの紹介と取り組みについて」 など。その後で講演者によるディスカッションが行われる。
デジタルゲームがメインの会合だが、アナログゲーム関係者にとっても参考になるところが大きそうだ。チケットの入手方法など詳細は下記のページを参照のこと。
IGDA Japan: 同人・インディーゲーム部会 第2回研究会「ゲームデザインとメイキング」

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アメリカの賞も『ドミニオン』を選ぶ

ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『ドミニオン』の人気は、アメリカにも広まっている。
6月19日、インターネット上のボードゲーム愛好者団体「シュピールフリークス(Spielfrieks)」が「ミープルチョイス賞(Meeples’ Choice Award)」を発表し、1位に『ドミニオン』が選ばれた。2位に『パンデミック』、3位は『ルアーブル』。この賞は前年に発表された新作の中から、5〜6月にかけて行われるメンバーの投票によって決められる。
また、6月24日から5日間にわたってアメリカ・オハイオ州のコロンバスで開かれた第35回オリジンズ・ゲームフェア。27日は恒例のオリジンズ賞が発表され、『ドミニオン』がカードゲーム部門を制した。ボードゲーム部門では『パンデミック』が、『アグリコラ』や『国富論』を抑えて1位になっている。選定はゲーム制作に携わる専門家で構成されるアカデミー・オブ・アドベンチャー・ゲーミング・アーツデザイン(Academy of Adventure Gaming Arts and Design)で、最終投票には一般愛好者も加わっている。
なお昨年の受賞作はミープルチョイス賞が『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』、オリジンズ賞が『スタークラフト』。いずれもたくさんのゲームを遊びこんでいるコアな愛好者の投票によるもので、ドイツ年間ゲーム大賞の発表前に行われている。『ドミニオン』の、ターゲット層を選ばず、ドイツの評価にも左右されない人気の広がりが伺えるだろう。
『ドミニオン』は各国語版ですでに発売されており、フランス、オランダ、日本など、これから発表される各国のゲーム賞にも名を連ねるのは間違いない情勢だ。
Boardgame News:2008 Meeples Choice Award Results
Critical-Hits:Origins Awards 2009