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ボードゲームの邦題

クラシック音楽、洋画、外国小説など、ジャンルによってやり方は自ずと変わると思うが、ボードゲームの邦題は、どれくらいがしっくりくるのだろうか。
1.意訳…操り人形、銀河大戦争、楽しい動物園
2.直訳…城の守り、オイそれはオレの魚だぜ!、乗車券
3.音訳…レース・フォー・ザ・ギャラクシー、ストーンエイジ、チケット・トゥ・ライド、パレロワイヤル
まず意訳は訳者のセンスが問われる。野暮ったくなく、覚えやすく、ほかのゲームと混同しないもの。糸井重里氏くらいじゃないと無理なのではないだろうか。
次に直訳であるが、全部日本語だと野暮ったさが否めない。カタンの開拓者とか、マチュピチュの王子というように、半分カタカナならまだいいが、それはカタカナ部分が固有名詞だからであって、「キャッスルの守り」なんかにしても変わらない。
ちなみに直訳調の野暮ったい邦題がずいぶん出回っているのは、TGWの新作情報に責任の一端があるかもしれない。私にはそういうセンスがないので、申し訳ない次第である。
そして音訳だが、どうしても字数がかさんでしまうのと、英語と固有名詞以外は意味が分からず暗号みたいになってしまうのが難だ。ドイツでの発売名にはイタリア語のタイトルが多いが(特にセレクタ社)、そのままで何となくでも通じる確率は日本人の場合かなり低いだろう。
ではどういう邦題ならよいのか。まず、文学作品などですでに邦訳が出ているものはそれに逆らわないほうがよいだろう。とりあえず、タイトルをそのままググってみるとよい。著作権の関係でそのまま使えないこともあるかもしれないが、混乱は避けたい(大地の柱→大聖堂、小さなオバケ→小さいおばけ)。
次に外国のゲームを完全日本語化しないで遊ぶわけだから、カタカナが入ったほうがよさそうだ。オール漢字&ひらがなというのは、上記の場合を除き、よほど気が利いていない限り今ひとつピンと来ない。
1.固有名詞の入っているゲームはそのまま入れる(ル・アーブル)
2.さほど長くない英語ならば音訳する(ドミニオン)
3.日本語でもカタカナで表記してみる(サメ警報)
4.ドイツ語でも、一旦英語に直してカタカナにする(リバーフィーバー)
そしてカタカナによって長くなるのを防ぐ方法だが、冠詞や複数形を省略するのはアリだろう(ゴーストストーリーズ→ゴーストストーリー)。日本語としてしっくりくる順番や読み方に変えるという手もある(スルー・ジ・エイジ→スルー・ザ・エイジ)。レース・フォー・ザ・ギャラクシーはギャラクシーレースでもよいと思うがどうだろうか。
というわけで来年、クラマーが発売する予定のゲームのラインナップを試訳。
シングルアイ、ジュニアニムト、クソったれコンパクト、大慌てワードクイズ、ザ・トレーダー ……センスないなぁ。

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大阪版モノポリー

モノポリーのご当地版では秋田県版に次いで国内で2番目となる『大阪版モノポリー』が12月20日に発売された。取り扱いは大阪名物みやげ店「いちびり庵」で、通信販売でも入手できる。4500円。
登場するのは大阪の名所や有名企業。最も高価なボードウォークは大阪城と江崎グリコになっている。ほかにも通天閣、大林組、マンダムなど全国的におなじみのものも登場する。
発売日には「いちびり庵 なんば店」の販売イベントにモノポリーチャンピオンが参加した。インターネットの先行予約では数百個の注文が入ったという。1月にも記念イベントが通天閣や2001年日本チャンピオン植田氏が経営するバー「旅・カフェWA★shu」で行われる予定だ。
大阪版モノポリー公式ページ
なんば経済新聞:大阪版「モノポリー」販売開始−世界チャンピオン参加し店頭イベント
旅・カフェWA★shu
いちびり庵