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黒猫(Schwarzer Kater)

黒猫潜むチーズ探し
親が言った獲物がどこにあるかを当てる記憶ゲーム。今年の年間子供ゲーム大賞推薦リスト。静岡のおもちゃ屋さん「百町森」で取り扱われている。エッセン国際ゲーム祭で偶然このアイテムを見つけて、輸入代理店にはたらきかけ、販売の運びになったという。
チーズ、ベーコン、チョコレートなどの獲物を5つ並べ、ふたをして隠す。それから2つを場所移動する。ここで親がアイテムを1つ宣言。ほかの人は自分のネズミを「ここだ!」と思うところに出す。正解すればチーズコマをゲット。
獲物の中には黒猫がいて、間違ってここにネズミを置いてしまうとチーズコマを没収されてしまう。黒猫の存在が選択に緊張感を持たせる。
3ラウンド目は早い者勝ち。8人まで遊べるから、親がアイテムを宣言した途端に激しい競争が起こるだろう。
たった2つ動かすだけだから、覚えるのは楽だと思うかもしれないが、大人でも手こずる。移動は親がアイテムを宣言する前。どのアイテムでも対応できるためには、黒猫以外の4つの在処を、移動しても全部覚えておかなくてはならないからだ。
コンポーネントはすべて木製で、それでいてベーコンやチョコレートに見えてくるから不思議なものだ。お腹が空いてきた。
Schwarzer Kater
S.ミュールホイザー/シュテフェンシュピーレ(2008)
2〜9人用/4歳以上/10〜20分

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『ドミニオン:海辺』日本語版、11月中旬発売

ホビージャパンは、カードゲーム『ドミニオン』の拡張セット「ドミニオン:海辺」(Dominion: Seaside)の日本語版を本日発売した。2〜4人用、8歳以上、約30分、4725円。
本作は4月に発売された『ドミニオン』、7月に発売された『ドミニオン:陰謀』に続くドミニオン日本語版シリーズの第3弾。今回は10月に発売されたドイツ語版・英語版からわずか1ヶ月でのスピード日本語化となった。
前2作が単体でも遊べたのに対し、今回は勝利点・財宝・呪いカードが入らない初めての拡張セット。その分、新たな能力を持つ王国カード26種類のほかに、プレイヤーマット、コイン、トークン類が付属し、さらに幅広い楽しみ方ができるようになっている。
特に「次のターン」をクローズアップ。カードを出したターンと次のターンに効果があるカード、次のターンの準備をするカードなどの通常のターンの枠を超える新能力が追加されているのが特徴だ。
『ドミニオン』の作者でニューヨーク在住のD.ヴァッカリーノはプログラマーだったが、『ドミニオン』のヒットで仕事を辞め、ゲーム制作に専念しているという。世界中のゲーム賞を総なめし、大ヒット中の『ドミニオン』。今後も次々とシリーズ製品が登場しそうだ。
ホビージャパン:ドミニオン:海辺
Spielen geht immer:Interview with Donald X. Vaccarino(英語)