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ポルトガル年間ゲーム大賞に『ブラス』

ポルトガル年間ゲーム大賞ポルトガルのボードゲーム団体シュピールポルトガル(Spiel Portugal)は、2007年のポルトガル年間ゲーム大賞(Jogo do Ano 2007)に『ブラス』を選出した。
ポルトガル年間ゲーム大賞は昨年から始まったゲーム賞。4人の審査員が2007年に発売されたボードゲームの中から10タイトルを候補に挙げ、投票によって5つに絞り、さらに再投票によって大賞を選出する。昨年は『古代(Antike)』が選ばれている。
大賞に選ばれた『ブラス』はイギリスのM.ウォレス氏が個人メーカーで出版したボードゲーム。氏には今年も特製のトロフィーが贈られた。まだ絶版ではないが、生産数が少ないので新作にもかかわらず入手難となっている。
イギリスのゲームがドイツ市場を通じてポルトガルで評価され、国際色の強まりをうかがわせる。2位は『護民官(Tribun)』、3位は『大統領になる方法(1960: The Making of the President)』。
【ポルトガル年間ゲーム大賞2007】
ブラス(Brass / M.ウォレス / ウォーフロッグ)
Spiel Portugal: Jogo do Ano 2007

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ミープルチョイス賞に『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』

インターネット上のボードゲーム愛好者団体「シュピールフリークス(Spielfrieks)」が毎年行っている新作の人気投票「ミープルチョイス賞(Meeples’ Choice Award)」で今年は『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』が1位に輝いた。
「シュピールフリークス」は2000年に設立され、メーリングリストをベースにボードゲームについて語り合っている。「ミープルチョイス賞」は設立時に1995年までさかのぼって投票が行われ、これまで『カタン』『カラバンデ』『ボーナンザ』『砂漠を越えて』『ロストシティ』『カルカソンヌ』『サンマルコ』『プエルトリコ』『サンチアゴ』『チケットトゥライド』『ケイラス』『ブルームーンシティ』が選ばれてきた。
今年1位になった『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』は宇宙をテーマにした建設と開拓のカードゲーム。『サンファン』をシステムのベースにしながら多様なカードコンボが楽しめ、英語圏を中心に爆発的な売れ行きを見せている。
2位には農場経営ゲームの『アグリコラ』が英語版発売前にもかかわらず入り、3位はイギリス産業革命のゲーム『ブラス』が入った。フリークに好まれる長時間ゲームのこの2作をしのいで短時間ゲームの『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』が選ばれたということも、このゲームの人気ぶりを物語っていると言えるだろう。
【ミープルチョイス賞2008】
1位:レース・フォー・ザ・ギャラクシー(Race for the Galaxy)
2位:アグリコラ(Agricola)
3位:ブラス(Brass)
4位以下:テーベの東、ノートルダム、大統領になる方法、ギャラクシートラッカー、ドラゴンイヤー、エイジ・オブ・エンパイア3、キングスブルク
Boardgame News:2007 Meeples Choice Award ResultsMeeples’ Choice Award