クラウマウ(Klaumau)
出せないったら出せません
手札を出し惜しみして、できるだけ得点の高いカードを残すゲーム。カードの出し方は『ウノ』のように同じ数字(マーク)か同じ色だが、出せるのに「出せません」とウソをつくことができる。
「出せません」と言われたら次のプレイヤーが通すかダウトをかけ、ダウトをかけてウソがばれたらそのカードを出させられる上に、ダウトをかけた人が山札から2枚引いてしまう。逆にウソじゃなかったら、自分が2枚引ける。
これにリバースやスキップなどの定番、手札からくすねるこそ泥、それを守る警察などいくつかのアクションカードが加わる。発展ルールではサドンデスルールなどがあるが、笑える爆弾で「独自のルールを皆で考えましょう」とある。
誰かの手札がなくなったらラウンド終了。手札が残っている人は、カードの数字分だけ得点になる。人数分ラウンドを行って合計で勝敗を競う。
正直に出していては勝てないが、いつも遊んでいるメンバーなので、ウソがことごとく見抜かれてしまった。どうもウソを言った後人をじろりと見る癖があるのがいけないらしい。今度は目をそらしてみようか。
Klaumau
F.シュターク/ニュルンベルガー・シュピールカルテン(2008)
2〜8人用/7歳以上/20分
日本語ルールを公開中
魔女のボウル(Hexenball)
カエルスープで呪殺
魔女たちが生き残りをかけて戦うバトルロワイヤルゲーム。はじめにもっている10匹のネズミが体力で、これを呪文をかけて消しあう。「ティルシット・キッズ」シリーズと銘打たれているが、結構グロい。
手番には攻撃するプレイヤーを自由に選んで、手札から3枚まで出す。カードには色の付いた飲み物カードと特殊能力が入った魔法カードがあり、複数出すときはこれを組み合わせる。一方攻撃されたほうは、同じ色の飲み物カードを出して防御する。防御できないと、ネズミを失ってしまう。
飲み物カードは色によってレア度が異なり、一番少ない灰色は3枚しかないが、一番多い赤は35枚もある。枚数が少なければ少ないほど、防御しにくくなるというわけだ。
魔法カードには、ジョーカーの飲み物になる「アブラカダブラ」、攻撃に成功したら相手のネズミを2匹殺せる代わり失敗したら1匹失ってしまう「幽霊」、攻撃されたらほかの人に代わってもらう「ほうきでお払い」、全員に同時攻撃する「魔法」などがあり、ゲームを盛り上げる。
2周したらカード補充。その時点でのネズミの数なので、ネズミが減ると苦しい。1人になるまで続けるのがルールだが、ネズミがなかなか減らないので1人脱落した時点で終了とした。
飲み物カードを出すときは、その飲み物の名前を言わないと無効とされている。「くらえネコ汁!」とか「ミミズの茶碗山盛り!」とか言ってノリで楽しんだ。
Hexenball
P.ベルナール/ティルシット出版(1998)
3〜6人用/7歳以上/45分