これ何だ?(Wat’n dat?)
意思の疎通ができない出題者
棒やコマを並べて、何を作っているか当ててもらうゲーム。1996年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品で、現在はフランスのカクテルゲームズから『キプロコ』というタイトルで発売されている。日本語ルールとお題はこちらで公開中。『それ何やねん?(Was’n das?)』とはタイトルが似ているが違うゲームである。
お題は「犬」「ネズミ」「自動車」など割とシンプルなものから、「ジェットコースター」「スケート靴」「サーフボード」などちょっと迷うものまでさまざま。でもそれより大変なのは、出題者はペアになってコマを置くというところだ。
予め番号札を配り、毎回ペアの組み合わせが変わるようになっている。残りの人はみんな解答者。ペアの出題者は、同じ数の棒とガラスのコマを持ち、お題をこっそり見てゲームスタート。砂時計が落ちるまで、当ててもらえれば得点になる。解答者は思いついた答えをどんどん言って、当たれば得点。
出題者は、棒かガラスのコマを交互に1つずつ、ボードに並べてお題を表現する。1つずつなので、お互いのイメージが似通っていないと、全くわけのわからないものができあがってしまう。相談やジェスチャーは禁止。相手の意図を読んで、共同で制作できるかどうか。
難しいお題が多かったことも合ってなかなか当ててもらえない。写真はゴールの立体感を出すことで正解を導いた「サッカー場」。一番の傑作は、かゆかゆさんとtomokさんの「掛時計」で、途中からデジタル時計(棒を使って11時11分とか)になったり、なのに振り子がついていたりで意味不明。焦る出題者にも、終わってからの正解にも受けた。
Wat’n dat?
V.チャーヴズ、C.ウェーバー/ASS(1996年)
3〜8人用/10歳以上/50分
ゲームマーケット2010、出展者受付始まる
ゲームマーケット準備会はホームページにて、出展者受付を開始した。申し込み〆切は2月19日(金)。
ゲームマーケットは国内外のボードゲーム愛好者1500人が集う国内最大のボードゲームイベント。メーカー、ショップ、同人ゲーム作家、愛好家など100以上の団体が出展し、ゲームから書籍、関連グッズまで思い思いの品を展示販売している。今年は5月30日(最終日曜日)、浅草の東京都立産業貿易センター(台東館)にて。
出展料は大型25,000円(1卓+体験卓)、中型10,000円(半卓+体験卓)、小型(半卓)3,500円の3種類。このほかにフリーバザール(床、後日発表)がある。申込はまずホームページにある参加申込フォームを記入・送信し、出展が決まってから出展料を支払う。昨年までと異なり、出展料は後払いなのでご注意を。詳細は下記のホームページを参照のこと。
ゲームマーケットは今年で11年目。昨年まで主宰だった草場純氏から、今年はアークライトとグランペール(代表;山上新介氏)による新体制で臨む。
・ゲームマーケット2010:ご出展のみなさまへ