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ドイツ年間ゲーム大賞2023ノミネート

ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)選考委員会は22日、3部門についてノミネート作品と推薦リストからなる「ロングリスト」を発表した。赤いポーンの年間ゲーム大賞、青いポーンの年間キッズゲーム大賞、灰色のポーンの年間エキスパートゲーム大賞の3部門について各3タイトル、合計9タイトルがノミネートされた。この中から7月16日に大賞が発表される。

発表はフランクフルトのボードゲームカフェ「Playce」からYoutubeのライブ配信にて、選考委員代表のフリストフ・シュレヴィンスキ氏とハラルト・シュラーパー氏によって行われた。今年は3部門合計で昨年の400タイトルを超える440タイトルの新作から選考したという。

メインである年間大賞(赤)にノミネートされたのは、コンピューターゲームを元にしたタイル配置の協力ゲーム『ドーフロマンティック』、プレイヤーが答えた数字を並べる協力ゲーム『ファンファクト』、ロンドン地下鉄をつなげるフリップ&ライトゲーム『ネクス・ステーション・ロンドン』。

経験者向けであるエキスパートゲーム大賞(灰色)のノミネートには、1対1対戦を同時に繰り広げるTCG風ゲーム『チャレンジャーズ』、江戸職人をテーマにした日本人作品『粋/江戸職人物語』、未知の惑星をポリオミノタイルで開拓する『プラネット・アンノウン』の3タイトル。エキスパート大賞に日本発の作品がノミネートされたのは2012年の同賞開始以来初となる。

キッズゲーム大賞(青)には、子どもたちにアイスを配る協力ゲーム『キャルラ・キャラメル』、ペアを見つけると能力が発動する神経衰弱『ギガモン』、付属のタンバリンを鳴らして宝のありかを伝える『ミステリウム・キッズ』がノミネートされた。また2018年の『パンデミックレガシー:シーズン2』以来となる特別賞として『アンロック!ゲームアドベンチャー』と『アンロック!キッズ探偵物語』が選ばれている。

【年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)ノミネート】


  • ドーフロマンティック・ボードゲーム
    (Dorfromantik – Das Brettspiel)
    ゲームデザイン:ミヒャエル・パルム&ルカス・ツァッハ/イラスト:パウル・リーベ
    出版社:ペガズスシュピーレ、1~6人用、8歳以上、30分

  • ファンファクト
    (Fun Facts)
    ゲームデザイン:K.ラップ
    出版社:ルポ・プロドゥクシオン、4~8人用、8歳以上、30分

  • ネクストステーション・ロンドン(Next Station London)
    ゲームデザイン:マシュー・ダンスタン、イラスト:マクシム・モリン
    出版社:HCMキンツェル、1~4人用、8歳以上、25~30分

推薦リスト:アクロポリス(Akropolis)、ヒットスター(Hitster)、クズーカ(Kuzooka)、マンティス(Mantis)、QE(QE)、シーソルト&ペーパー(Sea Salt & Paper)、ザッツノットアハット(That’s Not a Hat)

【年間エキスパートゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)ノミネート】


  • チャレンジャーズ!
    (Challengers!)
    ゲームデザイン:ヨハネス・クレンナー&マルクス・スラヴィチェック/イラスト:ジェフ・ハーヴェイ
    出版社:ワンモアタイムゲームズ+ズィーマンゲームズ、1~8人用、8歳以上、45分

  • 粋/江戸職人物語(IKI)
    ゲームデザイン&イラスト:山田空太/イラスト:ドミイ&デビッド・シットボン
    出版社:ギガントロック+ソーリーウィーアーフレンチ、2~4人用、14歳以上、60~90分

  • プラネット・アンノウン(Planet Unknown)
    ゲームデザイン:ライアン・ランバート&アダム・レーベルグ、イラスト:ヨマ
    出版社:ストローマン&アダムズアップルゲームズ、1~6人用、10歳以上、60~80分

推薦リスト:暗黒評議会(Council of Shadows)、マインドバグ(Mindbug)

【年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)ノミネート】


  • キャルラ・キャラメル(Carla Caramel)
    ゲームデザイン:サラ・ザジアン/イラスト:アポリン・エティエンヌ
    出版社:ロキ、1~6人用、4歳以上、10~25分

  • ギガモン(Gigamon)
    ゲームデザイン:ヨハン・ルーセル&カリン・アウィダード、イラスト:マリアンヌ・ボヌテレ
    出版社:ミラクスル+スタジオH、2~4人用、5歳以上、15分

  • ミステリウム・キッズ(Mysterium Kids)
    ゲームデザイン:アントニン・ボカラ&イブス・ヒルシュフェルト、イラスト:オリバー・ダンシン
    出版社:リベル+スペースカウ、2~6人用、6歳以上、21分

推薦リスト:ドウザミノ(Douzanimo)、だいぼうけんにでかけよう(Mein erstes Abenteuer)、ルッチ・フルッチ(Rutsch & flutsch!)

Spiel des Jahres e.V.: Die Nominierten 2023 

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積み上げて確保『ご存知うんちの背比べ』5月24日発売

MOGURA ENTERTAINMENTは5月24日、『ご存知うんちの背比べ』を発売する。ゲームデザイン:まにまに/野村 岳史、アートワーク:中屋辰平、2~4人用、5歳以上、15分、3300円(税込)。

各自の山札からドロー&プレイでカードを出し、うんちを積んでいくゲーム。全員で1つのうんちを積むが、獲得できるのは「てっぺんカード」を出して自分の色のてっぺんトークンを置いたプレイヤー。うんちを獲得できるチャンスは各自1回しかなく、どのタイミングで出すか(出せるか)がカギとなる。

成長させなければ勝てず、成長させすぎれば競争が激しくなるところはドラの『メディナ』を彷彿とさせるが、便秘カードでてっぺんカードを出すチャンスを飛ばされたり、おならカードであえて1ターンパスしたりといったハプニングもおkる。積み上げ式のうんちコマも上出来なカラフルなクソゲーだ。

内容物:うんちトークン 72個、てっぺんトークン 8個、てっぺんカード 8枚、小うんちカード 12枚、中うんちカード 12枚、大うんちカード 12枚、おならカード 4枚、便秘カード 8枚、水洗カード 4枚