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エッセン0日目

エッセンにはまだ着いていないわけだが、モスクワ国際空港の乗り換え時間に交通手段の話など。
今回チケットを取ったのは7月。HISで往復59,000円というチケットがあった。空港税など込み込みで90,000円。これまでで一番早く動き出した分、一番安い航空券を手に入れることができた。こういう格安航空券は発売直後に売り切れるもので、3ヶ月前とはいえ、もう満席の日もあってすでに取りにくい状態だった。
航空会社はロシアのアエロフロートで、機内サービスは最低限、オンデマンド映画の選択肢は少なかったが、ルート的には最短である。モスクワまで10時間、乗り換えてフランクフルトまで3時間半で着く。夏にクアラルンプール経由で行ったときは、合計19時間のフライトだったことを考えるといかに楽かが分かる。格安航空券には東南アジア経由便が多いが、フライトは長時間になるほどきついのでオススメしない。
ロシアのシェレメチボ空港は、昔はひどかったのかもしれないが、すっかりリニューアルされており、ネットも無料で接続できる(成田は500円!)。カフェやバーも充実していて、3時間くらいの待ち合わせがあるが快適に過ごしている。
成田の出発は12時。チェックインは10時からで、山形からだとぎりぎり間に合わない時間である。そこで前夜に上野に泊まることになった。ちょうど妻も京都出張だったので同行し、翌朝上野駅で別れる。ちなみに前泊した上野の「キューブホテルは全館禁煙でワンルームマンションのように造られており非常に快適だった。
今回の同行者は、ふうかさん、karokuさん、神尾さん、鬚親父さんと私の5名。珍道中が楽しみなメンバーとチェックインカウンターで待ち合わせしてレッツゴー。出国手続きで時間がかかり、飛行機までダッシュした去年の反省を生かして、早めに出国手続きを済ませ、出発までミニノートでネットをしていた。去年と異なり、携帯を予め海外対応に機種変更し、無線LAN対応のミニノートを購入していたので余裕なのである。
あればよかったのにと思っているのは2本目の腕時計。今の腕時計は時間を変えるのが面倒なのである。今、腕時計は23:45だが、モスクワは18:45。さらにドイツではまだ16:45である。モスクワの外気は現在3度だというが、空港の待合室が温かいので眠くなってきた。フランクフルト行きは2時間後。

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けもぱに(Kamomimi Panic)


『人狼』を少人数でも遊べるようにした作品としては『ルプスブルク』があるが、アイテムが多くて気軽に遊びにくいという欠点があった。この作品はカード1人に3枚ずつ配るだけで、4〜8人で遊べるようにしてある。
少人数で遊べるための工夫としてはヒットポイントが2あって、1回刺されただけでは死なない(このゲームでは殺されるのではなくお宝を盗まれるという設定なので、正確には死ぬのではない)、昼間の投票では可決されなければ脱落しない、夜間の泥棒は全員中央に手を出して目を閉じ、10数える間に怪盗役が指すのでゲームマスターはいらない、少人数の場合、2晩に1回しか盗まれないという点がある。
さらにゲームを盛り上げるのが多彩な公開キャラクターの特殊能力。1周に1回、1人指名して一般人か否かを聞き出せる探偵、投票結果を変更できる教師、お姉さんが盗まれると自分も失う妹、生徒会長が盗まれると供出しなければならない副生徒会長など、1回のゲームでは使い切れないほどたくさんある。推奨の組み合わせでも、ランダムでもOK。強い能力の持ち主は早めに正体を探ろうとか、この特殊能力が推理の手がかりになる。
合宿で1回、8人で遊んでみたところ、あまりに盛り上がって3回連続。公開キャラクターの能力で会話が弾むのがよかった。キャラクターは全員女性なので、大の大人が自然と女言葉になっていたり。和やかなようでいて、指名や投票のタイミングが大きな手がかりとなったり、誰か分からない人から指されて戦慄したりというような『人狼』の醍醐味はいささかも損なわれていない。さらにヒットポイントが2あることで怪盗がわざと自分自身を指名しカモフラージュするというような高等戦術も。
萌え系イラストには好き嫌いがあるだろうが、しっかり作りこまれた作品なのでぜひ多くの方に手にとってほしい。
けもぱに
作者不明/アークライト(2010年)
4〜8人/12歳以上/30〜60分
アークライト:けもぱに