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エッセン4日目

会期は日曜までだが、私は今日が最終日。朝一番から通訳の事があったが、午後に3時間、夕方に2時間の自由時間があった。その間にメビウスおやじさんと『ブルゴーニュ(Burgund)』試作版(アレア)をプレイ。ダイスの目でタイルを選び、マイボードに置くことで特殊能力や勝利点を得るというゲームである。同じダイス目でも選択肢が数多く、どれが一番有効かを考えるのが楽しい。
それから今日到着されたジーピーの米川さんとお会いする。『カタン』携帯キャリーケース版をコスモスに売り込むのだという。ほかに『カタン』の全国展開計画など。いつもはいろんなゲームを広く浅くということが多い私だが、『カタン』ならば同じゲームに狭く深く入り込む価値がある。
夕方はふうかさん、karokuさんとハバの新作を試遊。『ターボチーム(Turbo Team)』はダイスでウンコの目が出るとバーストするレースゲーム。「ウンコ出ろ!」「ゲゲ、ダブルウンコ!」などと下品に盛り上がる。『ロビンフント(Robin Hund)』はほかの人の手札を記憶して宝を集めるゲーム。手札がどんどん移り変わっていくので記憶がなかなか難しい。
夜は、グループSNEの安田均氏、秋口ぎぐる氏ご一行とトルコ料理屋さんで会食。実は安田氏とお話するのは初めてである。これまでは遠くでお見かけする程度だったが、私の知らない日本ボードゲーム史や、今後のトレンドの推移など、興味深い話をお聞きできた。登場人物はいずれも知っている人ばかりで狭い世界だとつくづく思う。
宿に帰ると夕食パーティは終わっていたが、バネストの中野さんがゲストでいらしていたり、宿のショーコさんがすっかり溶け込んでいたりして、たいへん賑やかにしていた。荷物整理をしながらのんびりしているとこんな時間。毎日25時過ぎまでの夜更かしである。これから3時間ほど眠って、デュッセルドルフに向かう。
フェアプレイのスカウトアクションでは、『七不思議(7 Wonders・レポス)』、『トロワ(Troyes・パールゲームズ)』、『ザヴァンドールの鉱山(Die Minen von Zavandor・ルックアウトゲームズ)』あたりが票数と人気の両方を集めている。明日、明後日の結果も楽しみだ。

地下鉄エッセン中央駅。青い照明とも来年までお別れ

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エッセン3日目

今日からが本当の会期。10時から18時まで、ホビージャパンの同行で、休憩時間30分を除いてずっと通訳をするか、ブース間を歩き回っていた。自分のゲームで買ったのは、ビーウィッチト・シュピーレの『フリーズ』と『ホッサ』だけ。これほど買い物をしていないシュピールも初めてである。
夜は恒例の日本人飲み会。日本人の宿レーゼのショーコさんの紹介で、会場の近く、マルティンシュトラッセにある自家醸造の居酒屋に行く。20人で予約していたところ、予想を上回って30人もの日本人が集まり、一部別のお店に移らざるを得ない方も出るほど。
私は教育ゲームの分野で活躍している吉川肇子氏(慶応大学・組織心理学)と鈴木清史氏(静岡大学・文化人類学)とコミュニケーションゲームについて、知的好奇心を満足させる話を楽しむことができた。
会期は日曜日までだが、参加するのは明日まで。買う予定だったものは5タイトルくらいしかないが、買い逃しているものはないか、パンフレットとネットでもう一度確認しておきたい。

初日入場前にチケットを買う行列。2時間待ちだったという