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『エアライン・ヨーロッパ』日本語版、9月上旬発売

ホビージャパンは9月上旬、A.R.ムーンの航空ボードゲーム『エアライン・ヨーロッパ(Airlines Europe)』日本語版を発売する。2〜5人用、13歳以上、75分、5,880円。
『チケット・トゥ・ライド』のA.R.ムーンが、愛好者に絶大な人気を博しながら絶版になっていた『ユニオン・パシフィック(Union Pacific/アミーゴ社・1999年)』をリメイク。今年のニュルンベルク国際玩具見本市でアバクス社より発売された新作が早速日本語版となる。『ユニオン・パシフィック』の熱烈な愛好者として知られるテンデイズゲームズの田中誠店長がルール制作に携わった。
プレイヤーは投資家となって、ヨーロッパを舞台に、限りある航空ライセンスを巡って競争を繰り広げる。航空路線を購入する一方で、航空会社の株式を入手し、配当をもとに株式を買い足していく。ゲーム中に何回かある決算のときに、所持している株式に応じて勝利点を獲得。勝利点が最も多い投資家が勝つ。航空会社の成長を見極めて、有益な航空会社により多く投資できるかが勝敗を分ける。
手番中の選択肢はたくさんあるのに、できることは1つだけという悩ましさを『ユニオン・パシフィック』から継承しつつ、プレイ時間を90分から短縮。また、カラフルな飛行機コマで視認性が向上している(前作からの変更点については、下記のリンクを参照)。
ゲームボード・カードの地名・会社名は『チケットトゥライド・ヨーロッパ』と同様ローマ字表記となる。
play:game:エアラインズ・ヨーロッパ評価コメント

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フェイドゥッティゲーム賞に『銀河帝国の興隆』

フランスのゲームデザイナー、B.フェイドゥッティ氏は毎年恒例の年間マイゲーム大賞(Mon jeu de l’année)を発表し、大賞に『銀河帝国の興隆(Ascending Empires)』を選んだ。
『銀河帝国の興隆』は、宇宙船を指のおはじきで移動して探検し、帝国を建設するゲーム。おはじきというアクションを取り入れつつ、さまざまな得点パターンを組み入れてプレイ時間75分という大作に仕上げた。フェイドゥッティ氏は「『クロキノール』ボードで遊ぶ『スタークラフト』のような組み合わせが面白い。バランスがよく取れており繰り返し遊べる。その割にあまり評価されていない」と評している。
一方、フェイドゥッティ氏自身も多数の新作を発表しており、その中では『黄金の島イスラ・ドラーダ』が会心の作としている。
ファイナリストとノミネートは以下の通り。
【B.フェイドゥッティの年間マイゲーム大賞】
大賞:銀河帝国の興隆(Ascending Empires)
ファイナリスト:エイリアンフロンティア(Alien Frontiers)、ビッグアイデア(The Big Idea)、レミングマフィア(Lemming Mafia)
ノミネート:ザ・ボス(The Boss)、ニュルンベルク(Norenberc)、ビアナ宮殿(Palacio de Viana)、フォトパーティ(Photo Party)、アメリカの開拓者たち(Settlers of America)、世界の七不思議(7 Wonders)、髑髏と薔薇(Skull and Roses)、誰が勝つ?(Who Would Win)
Bruno Faidutti:Mon jeu de l’année 2011