尖ったテーマのボードゲーム
ボードゲームを紹介する一般書籍で問題作・珍品・奇品を紹介することになり、「尖ったテーマ設定のボードゲーム」をツイッターで尋ねてみたところ、多くの推薦を頂いた。
尖ったテーマ設定とは、他に類を見ないような独特のテーマで、プレイすることで特別な経験が得られ、「ボードゲームってこんなもん」という世間一般の通念を壊すようなものを意図している。不謹慎なものでもよいがそれに限らない(ただし多くの人が眉をしかめるような作品は掲載できない可能性が高い)。また現在入手可能であるかどうかも問わない。尖っているがゆえに、発売後程なくして絶版になるということも十分考えられるからだ。
例として、『メルトダウン2020』『即身仏になろう』『オボンダービー』『モレール』『心臓発作にならないための10の方法』を挙げた。これに対し、リプライや引用リツイートで挙げられたボードゲームは以下の通り。約150タイトルにのぼり、整理のためにタグをつけた。2票以上集まったものは赤字にしている。
すべてを紹介することはできないが、各ジャンルからバランスよく取り上げたい。ご回答頂いた愛好家の皆様に感謝。ありがとうございました。
一般向けの本に紹介する機会がありまして、尖ったテーマ設定のボードゲームを探しています。
メルトダウン2020、即身仏になろう、オボンダービー、モレール、心臓発作にならないための10の方法・・・こんな感じのでよさげなものがありましたら教えてください。
— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) June 26, 2023
オリジンズ賞2023に『ブープ』
アドベンチャーゲーミング・アーツ&デザイン・アカデミー(The Academy of Adventure Gaming Arts and Design)は今月19~23日にアメリカ・コロンバスにて開かれたオリジンズ・ゲームフェアにて、第49回となるオリジンズ賞2023を発表した。
大賞に選ばれたのは『ブープ』。ネコのコマを使った変形三目並べで、4月に発表されたアメリカ卓上ゲーム賞でアーリーゲーマー部門に選ばれていた。日本語版は未発売。
ファン投票部門ではドラゴン使いの街づくりゲーム『フレイムクラフト』、カードゲーム部門には日本のワンモアゲームズとオインクゲームズによる『スカウト』が選ばれている。日本語版はすでに発売されている『フレイムクラフト』(ケンビル)のほか、パーティ/ライトストラテジー・ボードゲーム部門の『クリーチャーコンフォート』(アークライト)が来月、ストラテジー・ボードゲーム部門の『プラネット・アンノウン』(Engames)は今秋の発売予定となっている。
【オリジンズ賞2023】(ボードゲーム関連のみ)
ゲーム・オブ・ジ・イヤー:ブープ(boop.)
ファン投票部門:フレイムクラフト(Flamecraft)
パーティ/ライトストラテジー・ボードゲーム部門:クリーチャー・コンフォート(Creature Comfort)
ストラテジー・ボードゲーム部門:プラネット・アンノウン(Planet Unknown)
テーマチック:ボードゲーム部門:デッド・レッコニング(Dead Reckoning)
カードゲーム部門:スカウト(Scout)
キッズゲーム部門:ホンク!(Honk!)
ゲームの殿堂:M.ウォレス、1829、
期待の星賞:M.ヴィッゲ