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ウボンゴ3D(Ubongo 3D)

難しいほど燃える
パズルをゲームにできたのは、直接攻撃を嫌う風潮に乗っかったものなのだろうか。2005年に発売されて7年、四角形、六角形、立体、三角形とさまざまなかたちでリリースされ続けている『ウボンゴ』シリーズ。その中で、この3Dは最もインパクトがある。
ウボンゴ3D
タイルに決められたパーツを取ってスタート。砂時計が落ちるまでに、パーツを余すことなく、はみ出さずに枠の中に収める。できた人から宝石を取り、宝石の得点を競う。
何点の宝石を引けるか分からないので、後からできあがって引ける宝石が少なくても勝つ可能性がある。パズル解きが早い人が勝つわけではないところが『ウボンゴ』の特徴。
3Dだから2階建てである。これが一筋縄ではいかない。今回初めてプレイしたが、3回に1回くらいは全くできなかった。カチャカチャカチャカチャ、あーでもないこーでもないと悩む。
一方、さらりとクリアできることもある。そんなとき、ほかの人が苦心しているのを黙ってみているのはもったいない。「このパーツを置く場所は理論的にここしかないんですよ」などとウンチクを語ってうざがられるのも一興。まだできあがっていなければ集中力を見出されないようにしたい。
ほかの人が「できた!」とか喜んでいる中で、砂時計をちらちら見ながら焦る。これ以上頭がフル回転するシチュエーションがあろうか。頭が非常に鍛えられる。
Ubongo 3D
G.レヒトマン/コスモス(2009年)
2〜4人用/8歳以上/30分
ショップ検索:ウボンゴ3D

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ニュルンベルク’12新作情報:ハンス・イム・グリュック

ハンス社は軽めのゲームと、恒例のカルカソンヌ拡張を準備しています。カルカソンヌ拡張は小箱が一挙に6タイトルとこれまでにない作り方です。
サンタクルーズサンタクルーズ(Santa Cruz)
C.A.カサソラ作、2〜4人用、8歳以上、45分。
南太平洋ソロモン諸島の火山島が舞台です。ここを開拓使にきたプレイヤーは、家や教会や灯台を作り、貴重な資源を開発します。移動カードと得点カードによって、先の先を読んで開拓しなければなりません。しかし、せっかく建設した建物が、ラウンドの最後に火山の噴火でなくなってしまいます。次のラウンドは災害によく学んで対策を立てましょう。第2ラウンドの終わりでも噴火する火山で生き残り、得点の多い人が勝ちです。

カルカソンヌ:ミニ拡張シリーズ(Carcassonne: Minis)
K.J.ヴレーデ作の『カルカソンヌ』に6つの小箱拡張が一挙に発表されます。1箱3ユーロ。全種類購入すると特典タイルがもらえます。
『王の特使(Die Depeschen des Königs)』はスコアボードに新しい得点コマが登場します。『小舟(Die Fähren)』は川と道をつなぐ船、『飛行機(Die Fluggeräte)』はどこに移動するか分からない手下コマとなり、『金鉱(Die Goldminen)』は集めれば集めるほど得点になる金が手に入ります。『盗賊(Die Räuber)』はほかのプレイヤーの得点を盗み、『魔法使いと魔女(Magier und Hexe)』では都市や道の得点が2倍になったり半分になったりします。
カルカソンヌミニ拡張シリーズ