ニュルンベルク’12新作情報:エッガート、ペガサス
販売協定を結んでいるエッガートシュピーレとペガサスシュピーレは、人気作の続編をリリースします。
★波止場の倉庫(Kaispeicher)
S.フェルト作、2〜5人用、8歳以上、75分。
エッガートシュピーレのヒット作『倉庫の街』の拡張セット。交易カード50枚と、新たな商品として麻、布、ガラスが登場します。毎ラウンド並ぶ交易カードは2倍になり、基本セットのようにコマを置いて競り上げていくものと、ボード外に予約しておくものがあります。予約したカードは、最終的に予約されたカード枚数が価格となり、最初に取るほど高くなります。新たな商品はどれもレアで、その分集めれば高い収入や得点が入ります。このほか、金属製コインが25枚入っており、紙製コインと入れ替えて遊べます。
★モンド・サピエンス(Mondo Sapiens)
M.シャハト作、1〜4人用、8歳以上、20〜30分。
ペガサスシュピーレのヒット作『モンド』の後継作。拡張ではなく、単体で遊べます。休憩のタイマーも付属します。全員同時にタイルを取って自分のボードに並べます。今度は人、建物、道路が登場し、絵柄が合うように並べなければなりません。マイボードは4面あり、経験に合わせて難易度を変えることができます。
★マイルストーン(Milestones)
S.ドラ&R.z.リンデ作、2〜4人用、10歳以上、60分。
路線を配置して、村々をつなげ、資源やお金を得点に換えます。エッガートシュピーレの新作で、詳細は明らかになっていません。
★スペクタクルム(Spectaculum)
R.クニツィア作、2〜4人用、8歳以上、30分。
エッガートシュピーレの新作のタイトルは、ラテン語で「見世物」の意味です。ピエロや予言者など、エンターティナーのパトロンとなって、人材を集め、資金援助し、売上を競います。
★ミュータントミープル(Mutant Meeples)
T.アルスパッチ作、2〜6人用、8歳以上、45分。
ベジエゲームズのドイツ語版をペガサスシュピーレが発売します。カルカソンヌのコマでおなじみのミープルを使ったパズルゲームで、『ハイパーロボット』のように、頭の中でコマを移動させて、目的地までの移動回数の少なさを競います。ミープルには特殊能力があり、またミュータントもうまく利用して動かなければなりません。
ニュルンベルク’12新作情報:シュミットシュピーレ
シュミットシュピーレからは、オリジナル日本産のゲームがリメイク発売されます。
★グリモリア(Grimoria)
木皿儀隼一作、2〜5人用、12歳以上、30分。
2010年にワンドローから発売された日本のゲームのドイツ語版。魔導書にしおりを挟んで呪文を選択します。数字の低い魔法を選んだ人から行動できますが、魔法がバッティングすると無効になってしまいます。ラウンドが進むにつれて使える魔法がより多く、強力になっていきますが、強い魔法ほどバッティングしやすくもなります。オリジナルとは異なり、規定ラウンドが終わった後で勝利点を競います。→TGWレビュー『グリモワール』
★ステップ・バイ・ステップ(Step by Step)
B.ラッハ&U.ラップ作、2〜5人用、8歳以上、30分。
イージープレイシリーズに、『なんてったってホノルル』の作者が登場です。挑戦する列を選び、2〜6個のサイコロを振ります。そして、その合計より上か下かを宣言して、一部を振り直します。成功すればコマを進め、さらに挑戦できます。失敗すればコマは進められません。3マス以上進むと上の段に移動でき、最初に全部の列で上の段に進んだ人の勝ちです。
★リグレット・サッカー(Ligretto Fußball)
M.フェルトケッター作、2〜6人用、8歳以上、30分。
スピーディーなカードゲームとヨーロッパで人気のスポーツが結びつきました。全員同時プレイでデッキからカードを出してフィールドを進み、ゴールでは指示された絵柄のカードを探して素早く出します。最初に達成できた人がゴールドカードをもらいます。間違えるとオウンゴールとなり、ほかの人がゴールドカードを受け取ります。最初に5点を上げた人が勝ちです。