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絶叫!おばけ屋敷ゲーム(Scream! Haunted House Game)

スマートフォンで笑い++
夏といえば幽霊やおばけの季節だ。怖いもの見たさは子供の性である。夜、トイレに行けなくなるのが分かっているのに、幽霊やおばけの本を手に取ったり、テレビ番組を見たりしてしまう。本当にいるのかしら?
そんな子供の怖いもの見たさを刺激する、あのおばけ屋敷ゲームが今夏帰ってきた。しかもスマートフォンで専用アプリをダウンロードして遊ぶという、アナログとデジタルを融合させた画期的な試みがなされている。スマートフォンがなくても遊べるが、あったほうが断然楽しい。
絶叫!おばけ屋敷ゲーム
ゲームはすごろくで、手札のカードを1枚出して、その数だけコマを進める。途中、はしごやカギが必要なマスがあり、そのカードを引かないと先に進めない。さっそくnagaさんがカギを引けなくて最初の部屋でストップ。激しく置いていかれた。
一方、私ははしごをほかの人にかけてもらったりしてどんどん進む。途中、おばけの部屋では勇気・知恵・力のカードから1つを出しておばけカードを引き、出したカードが苦手なおばけならば勝てる。自分の仲間にして、「3枚集めると誰かを6マス戻す」「カギとして使える」などの特殊能力を得る(使い捨て)。
コースのところどころに紫のマスがあり、スマートフォンが登場する。今回はhataさんがアプリをダウンロードして下さった。ボタンをタッチするといろいろなイベントが起こる。ふすまをドラッグして開けると座敷童がいたり、電話が鳴るので取るとお姉さんがやさしい言葉で話しかけてきたり、大きいつづらか小さいつづらか選んだり。「お前は4マス戻れ!」と偉そうに命令されたくさのまさんに大笑い。
そのうちボスおばけの部屋にたどり着く。ここでも勇気・知恵・力から1枚を選ぶが、今度はカードではなく、チップをボスおばけが表示されているスマートフォン画面にタップする。チップの裏にある凹凸でスマートフォンが判断するらしい。勇気を出したのに角度がずれて力と判定されたり、しかもそのおばけは力で勝てるおばけだったり、微妙なアナログ感にまた笑う。
最後は死神の廊下だ。死神はみんなが出したカードの数だけ廊下の中をうろうろしており、途中の小道に隠れながらやり過ごさなければならない。ここでは数字の高いカードを温存して、一気に行く作戦となる。死神に捕まったらスマートフォンのルーレットを回し、まれに助かる可能性があるが、また戻ってきて捕まることも。捕まったら、廊下の入り口からやり直し。
5人プレイだったこともあり、死神のスピードが異様に速くてゴールに近寄れない。そのうち序盤大幅に出遅れていたnagaさんがトップに躍り出る場面も。かゆかゆさんが6マス進めるおばけで一気にゴールを狙ったが、その前にcarlさんがおばけカードを捨てさせるおばけを使うなど足の引っ張り合いもあった。おしまいにはグダグダになって、誰でもいいから早く上がってくれという雰囲気になりかけたとき、鴉さんがゴールしてくれた。プレイ時間120分。
基本は32年前と同じものなので、カギがないと全く進めなくなったり、死神に捕まりまくったりとゲームが停滞するのがプレイ時間を長く感じさせるが、スマートフォンのイベントに一喜一憂したり、つっこんだりするのが楽しく、大笑いできた。
絶叫!おばけ屋敷ゲーム
作者不明/バンダイ(2012年)
2〜5人用/9歳以上/60〜120分
Amazon.co.jp:絶叫! おばけ屋敷ゲーム

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アークライト、池田氏を提訴

アークライトは11日、ゲームデザイナーの池田康隆氏に対し、名誉棄損で500万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたと発表した。
公開された訴状によると、同人サークルのあゆ屋が『シャドウハンターズ』の東方Project版を権利者に無許可で制作販売したことが発端。これに対し原作デザイナーの池田氏が抗議して頒布中止と自主回収となった(「東方シャドウハンターズ頒布中止」参照)。その際、あゆ屋の北崎あゆむ氏を「アークライトの役員さんだったと思う」などとツイッターで発言し、違法行為を行ったあゆ屋とアークライトを結びつけ、違法行為を放置している会社だという印象を読む者に与えたとされる。
北崎氏はアークライトにおいて役員・従業員であったことはなく、『シャドウハンターズ』の権利侵害をめぐる問題は池田氏と北崎氏の個人間での問題であり、同社は全く関与していないにも関わらず、同社がこの問題に関与している印象を読者に与え、ネット上でのアークライト批判を引き起こしたことが、同社の名誉及び信用を傷つけたとしている。
もともと指摘があればお詫びと修正を行うと発言していた池田氏は、同社からの通知書が届いた本日、同社の求めに応じてツイッター上で謝罪を行った。
アークライト:訴訟の提起に関するお知らせ
Twitter:Yasutaka Ikeda
9月13日追記:今回の提訴に関して、さまざまな疑問が寄せられており、アークライトは回答をまとめて公表した。その中で、アークライトとあゆ屋は無関係であること、それゆえあゆ屋が起こした『シャドウハンターズ』の違法コピー問題についても関与しないことを改めて主張している。
アークライト:お知らせ