国際ゲーマーズ賞2012ノミネート
国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)選考委員会は、今年のノミネート作品を発表した。昨年の夏から1年間に国際ボードゲーム市場で発売された新作の中から、アメリカ、ドイツ、オランダなど世界各国20名の審査員が選んだ作品は次の通り。
8月になってから審査員が各自10タイトルを挙げ、そのうち5タイトルに星印をつける。星印のあるタイトルを2ポイント、無印を1ポイントとして集計し、10位までをノミネートとした。毎年のことながら、日本国内でも評価の高いゲーマーズゲームが並んでいる。
【国際ゲーマーズ賞2012ノミネート】
(一般ストラテジー部門)
・ダンジョンペッツ(Dungeon Petz / V.フヴァチル)
・エクリプス(Eclipse / T.ターコカリオ)
・ハワイ(Hawaii / G.デーグル)
・ヘルベチア(Helvetia / M.クラマー)
・キングダムビルダー(Kingdom Builder / D.X.ヴァッカリーノ)
・遺言(Last Will / V.スーキー)
・メイジナイトボードゲーム(Mage Knight: Board Game / V.フヴァチル)
・祈り、働け(Ora et Labora / U.ローゼンベルク)
・プレタポルテ(Pret-a-Porter / I.トゥルゼヴィツェク)
・リスクレガシー(Risk Legacy / R.ダヴュー、C.ドゥプア)
・トラヤヌス(Trajan / S.フェルト)
・村の人生(Village / M.ブラント、I.ブラント)
(2人用ストラテジー部門)
・アグリコラ:牧場の動物たち(Agricola: All Creatures Big & Small / U.ローゼンベルク)
・スタートレック・フリートキャプテンズ(Star Trek Fleet Captains / M.エリオット、B.キンセラ、E.パスターナック)
・サモナーウォーズ(Summoner Wars / C.ダウチ)
・ターギ(Targi / A.シュタイガー)
昨年の受賞作はそれぞれ『世界の七不思議』と『数エーカーの雪』。大賞の発表は例年9月中で、授賞式はエッセン国際ゲーム祭の会期中に行われる。
・International Gamers Awards:2012 Nominees
2012年7〜8月のアクセス解析
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夏の注目ページは、公開和訳にまつわる議論と、ドイツ年間ゲーム大賞関連でした。ドイツ年間ゲーム大賞は5月にノミネート、7月に大賞発表で、受賞作を遊ぼうと情報収集していた方が多かったのかもしれません。訪問数はゲームマーケット関連で盛り上がった5〜6月とほぼ同じ水準を維持しましたが(98710→98900)、ユニークユーザー数が13%増(22456)、ページビュー数は7%減(149803)増となっています。
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注目されているタイトルは『いかさまゴキブリ』が前期トップでしたが、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞した『村の人生』が抜いてトップに躍り出ました。同じくエキスパートゲーム大賞ノミネートで国内未発売の『ターギ』も3位と注目されています。
9〜10月はエッセンの新作リリース情報が次々と出てきます。どのタイトルが注目されるか、ご期待の上ご覧ください。いつもご愛読頂きありがとうございます。
(Google Analyticsによる統計 )